天城山  2011年9月11日  天気:曇りのち雨

真夏の時期を外し、そうして残暑の季節となりました。今日も登山に行きたいな~と思いながらガイドブックを見ていたら、伊豆で手軽に登れる山を発見。最近体を動かしていないから何だかダルくなってきたし、これは行くしかないないね。それにしても、会社の上司や同僚は夏季休暇が取れているのに私は夏季休暇どころか休日出勤(泣) 命令!なんなんだこの仕打ちは!ってこれは関係ない話しでしたね(笑)

 7時15分 東海道線グリーン車にて

東京駅にある駅弁売り場から「30品目のバランス弁当」をチョイス。徹夜に残業が多いと偏食も多くなるんです(泣) 鶏肉、赤魚、海老、大根葉、枝豆、かぼちゃ、絹揚げ、わかめ、キクラゲ、ごぼう、米、蒟蒻(こんにゃく) 、がんも、椎茸、ピーマン、ごま、春雨、大豆、筍、うずらの卵、さつまいも、舞茸、オキアミ(エビ) 、なす、人参、パプリカ、ひじき、ふき、油揚げ、蓮根。なんか魚介類が少なめじゃの~。

 8時00分 大海原

東京駅から出発して1時間30分が経過。現在、外の景色を眺めながらリラックスモード。都心付近は建物しかなかった寂しい景色も、早川駅辺りまで来れば気持ち爽快の大海原がドドーンって広がります。さ~て、外の天気はどうだろう?雲の量が少し気になるな・・・

 8時45分 JR伊東駅


熱海駅に到着後、タイミング良く伊東駅に向かうレトロ電車が来たので続いて乗車します。レトロ電車の中にペリー見聞録(?) と思われる記事が数多く展示されていましたね。伊東駅まではちょっと時間がかかる距離だったため、車内に展示してある見聞録をじっくり読むことができました。

 9時00分 45分ものバス待ち・・・

伊東駅には予定通りに到着。でもバスの出発まであと45分もあります。電車遅延に備えたわけだったけど結局は不要だったね。45分間じっとしているのも退屈なので海でも見にいきましょうか。天気が良かったら初島が望めますよ~。右の写真に写っている孤島が初島です。

 9時40分 バスに乗って出発です

今日の気温は32度。残暑と言っても夏だよ夏。暑ぃ~!海を見て涼もうとしましたが意味ナシ。伊東駅のバスターミナルから「天城高原ゴルフ場行き」のバスに乗り込みます。発車時間は9時45分。ここから1時間の乗車となります。

 10時40分 天城高原ゴルフ場

バスに揺られること1時間で「天城高原ゴルフ場」に到着。1時間も乗っていたわけだし、やっぱりと言うか爆睡してしまった(笑) 天城山の登山口は終点ですので乗り過ごしは100%ないでしょう。それにしても1時間も乗って料金が500円とは安い。終点には手洗い場もあり利便性高い!

 10時50分 いよいよ出発です

天城山の登山口はバス停留所から少し戻った所にあります。ちょっと分かりにくいかもしれません。

 11時00分 四辻の分岐点


途中に「ひとり一石運動」と言う何やら気になる看板が出てきた。実はこれ、荒廃を見かねた伊東市のボーイスカウトが、荒れた場所に板の橋を設けたり、麻布を手縫いして麻袋を作り、土砂などを入れて掘れた場所に設置するなどの活動をし整備としているのだと言います。ただ人手が足りず整備は追い付いていない様子「2000(平成12)年には伊豆新世紀創造祭の一環で山口さんらが呼び掛け、登山道を修復するために 入山者が石を運ぶ「天城山ひとり一石運動」をスタートさせた(某HPより) 」と言う経緯があります。

 途中から雲行きが怪しくなってきた

雨雲が視界の中に現れた!視界の不明瞭さと肌寒い気温状態から見ると、これから本降りの予感・・・。天城山の登山道はと言うと、以前は大きくジグザグを刻むような道だったそうですが、崩壊地を避けるために山腹をほぼ直登しているコースに再整備中とのこと。確かにそんな道が多かったな。

 11時55分 万二郎岳に到着も肌寒いです

「降らないでくれ~」と祈りましたが効果ゼロ。まぁ雨が降ってきたけどカッパ持参なので全く問題なし。それよりもガスで視界が完全にやられてしまい眺望ゼロ(泣) そんなこんなで万二郎岳に到着しましたが、他の登山者ゼロで寂しい到着だこと。

 万三郎岳に向かいます

万三郎岳へ連なる山稜を進むと、コース上で最も眺望の良い開けた場所へ到着となりますがガスガスで何も見えず。富士山も見えるハズだったんでショックがデカい。馬ノ背と呼ばれる上り坂からはアセビの群生地となり、そのアセビがトンネルを作っていて景観が楽しめるようなんですが完全な時期外れ。

 13時00分 ここが山頂、万三郎岳

万三郎岳の手前に傾斜の強い坂が待ち構えています。

天城山の山頂である万三郎岳に着きました。四辻以降、ここまで誰一人として登山者と会っていません。周辺は雲にやられ、本当なら木々の間から眺望が望めるハズでしたが残念な結果に。でも、雨の中の登山なんて滅多にありませんから貴重な体験としておきましょう。前向きに前向きに(´∀`)

 濡れて危ない木の階段

万三郎岳からさらに西に進むと分岐点が出てきます。この分岐点を四辻方向に進めばスタート地点に生還。その道はご覧の通り、角っこが木で整備された階段が続いており、その木が雨に濡れているので滑りやすさメチャメチャUP!それにあいかわらずの樹林帯の中を進んでいて寂しい。

 13時25分 初めての眺望

階段を降りていく途中で眺望が望める場所が出てきました・・・が、う~ん、どっちの方角を見ているんだ?

 13時40分 涸沢点分岐

下山コースも崩壊場所が多いためなのか、地蔵堂に向かうルートが通行禁止となっています。前々から続く崩壊によってコースの変更があったり、また場合によってはコースの進入を止めている場所もありますので、伊豆市のホームページ等で最新の情報を入手しておくことを推奨します。これほど崩壊している登山路を見たのは初めてです。

 四辻分岐点に戻ってきました


気楽に下山が出来ると思いましたが石(岩?) を乗り越える場所がとうとう出現。でも写真で見るより実際は大したことありませんね。雨の影響で滑りやすくなっているので注意です。四辻には14時30分頃の到着となったので、山頂から1時間30分の歩程となります。

 15時00分 無事に下山できました

はい、おつかれさまでした(笑)


本降りだった雨も気が付いたら止んでいて、空は青色に変わり、肌寒い空気から今度は蒸し暑い空気に変化。瞬く間に暑い日差しが攻撃してきます。山の天気は変わりやすいと言いますが、全くその通り(笑) バスが来るまで結構な時間があったので日陰で少し寝よう。グッスリできて気持ち良かったよ~

 16時50分 爆睡してJR伊東駅に到着

伊東駅に戻ってきました。伊東駅への便は1日4便と決まっているのでバスに乗り遅れないよう注意が必要です。でも今回のように早く着くと待ちぼうけを食らい、かと言って遅く着くともう帰れない。計画は慎重に。伊東駅の前に土産店が並んでいたので「干物」と「わさび漬け」を購入。伊東駅から東京駅まで一気に行ける東海道線が運良く運行していたので乗車です。もちろん帰りもグリーン車ですよ(笑)

雨やガスの影響が大きかったので満足な展望場所が拝めず不満足な登山となってしまいました。行きと帰りのバスの運行時間も把握することが必要なので、時間に追われる登山にもなってしまいましたね。ちなみに伊東駅から天城高原ゴルフ場をタクシー利用すると約7000円となります。登山中に「時間大丈夫かな?」なんて気を取られてしまったこともあって登山の魅力も半減です。次回に来るときはマイカー利用ですね。