霧ヶ峰  2011年7月17日  天気:晴れ

霧ヶ峰にはニッコウキスゲが咲き乱れる季節があります。その素晴らしい景観には多くのカメラマンの方が賞賛しており、見頃の時は我先にと駐車場を陣取りする争いが起こるほどの盛況ぶりとなります。そんな賞賛するほどの景観が見られる・・・、なんてことを聞くと、一度は見にいってみたいって気持ちが出てきます。ただ私はニッコウキスゲだけでは済まず、もちろん登山って考えですけどね(笑)

 7月16日 23時50分 談合坂SA

霧ヶ峰の駐車場を先に確保するためマイカーで夜出発。途中の談合坂SAで休憩しようと寄ってみたら、なにやら大がかりな改修工事をしているご様子。施設の大半が利用できなくなっています。店内も半分以上が営業中止。だから簡単に休憩をとって次の休憩所に向かっちゃいましょう。

 7月17日 1時45分 八ヶ岳PA

続いて八ヶ岳PAに到着。軽食を食べながら車の中で休憩を取っています。トイレに向かった先で照明灯の上にツバメの巣を発見。すごい所に作ったもんだな。親鳥が巣を守る逞しい姿が見えます。警戒して顔をキョロキョロするかと思いましたが、全く微動だにしません。もしかして寝てるの・・・?

 3時05分 霧ヶ峰ロイヤルイン前バス停

霧ヶ峰の駐車場に到着。私がいる駐車場はニッコウキスゲが一番多く群生する、その近くにある駐車場。写真を見ても真っ暗くて何だか分からないと思いますが、実は駐車場は超満車状態なんです!この時間で!? 空きスペースを見つけようと駐車場内は車の渋滞が発生しています。恐るべし、見頃!

 4時40分 夜明け


太陽が出るまでは車の中で就寝。朝になるのを待ってから駐車場の混雑状況を確認しにいきましたが、やっぱりと言うか当然と言うか、駐車場内は満車御礼で空きスペースは一台もない状態。こんな戦いが深夜の3時から起こっているんですから皆様もご注意の程を・・・

 ニッコウキスゲの群生地


駐車場から歩いて5分、ニッコウキスゲが群生する場所へ来ましたが雲が出てしまって写真の見た目の印象が悪くなっています。2時間経てば雲が消えて綺麗な景色に変わるだろうか?カメラマンの方々もそれを知っているかのように撮影者数はゼロ。フィルムの無駄遣いを避けないとダメですからね。

 5時15分 さぁ出発しましょう

雲が消えるまで時間がかかりそうなので、その間に霧ヶ峰の山頂(車山) に登りに行っちゃいましょう。駐車場から山頂までは1時間程で到着する近さなので、色々な意味で使い勝手が良いです。だから駐車場は混んじゃんですね(本当かどうかは不明) 。写真にはコロポックルヒュッテが見えています。

 快調に登っていきます



ゆるやかな上り坂の中にある大きなカーブのジグザグを3回抜けるコース。快調な足取りです♪ あれだけ厚かった雲も時間の経過に伴い徐々に消え始め、その隙間から青空がちょくちょく見えるようになってきました。この雲が完全に取れたら・・・これはすごい景色が見られるかもしれないな。ウキウキワクワクな気分(笑)

 6時00分 そうしてやってきた山頂!

雲がちょい多いですが、南アルプス群と中央に富士山が見えます!

背後を見れば美ヶ原!正面中央奥で「のべ~」っとしたあの丘がそうです。

真正面のボコッと突出している山が蓼科山です。

最後に北アルプスの槍ヶ岳と奥穂高岳!遠方の景色もハッキリ望めます!


これはすげぇ!圧巻の景色を見れて何だか涙が出てきます。周囲からも大歓声が飛び交います!「すげぇ~ぞ!」「おい写真だ写真!これは記念になるぞ!」と。霧ヶ峰を何度も登る方(80歳?) 登山者の方がいて、「すごい!富士山が見れるなんて珍しい!」と驚いていました。富士山が見える景色なんて奇跡に近いようです。そんな日に来れたなんて偶然ってやっぱあるんだな~と思った私。

 7時00分 蝶々深山に向かいます



ニッコウキスゲの撮影はひとまず置いておこう。もうここまで来たら蝶々深山まで行かなくちゃ!山頂近くにある階段を降りていきます。この階段がなかなか危なく転びやすい。初めて霧ヶ峰に来た時はこの階段を登ってきましたが、その時も急だな~と感じました。ん・・・?なんだこれ?鹿防止よけの電気柵?

 7時15 車山乗越を通過


山頂や蝶々深山など各方面に分岐する車山乗越ってポイントに到着。車山乗越は右の写真で言うと中央の黄色い木の棒(標識って言うのか?) が立っているトコロを指します。

 蝶々深山手前の上り坂


車山乗越を過ぎ、そのまま真っ直ぐ進めば蝶々深山へと続きます。空を見上げながら歩いていますが、もう晴天って言葉がピッタリな日。これだけ太陽が顔を出しているのにカラッとした暑さで全く蒸し暑くない。

 7時40分 蝶々深山(ちょうちょうみやま) に到着


木々の緑に空の青、まさにこれが夏山です(^-^) 見渡す限り山ばかりで、まさに高原を歩いているって感じがします。前回は完全に雲の中で景色なんて無いも同然!本気の不完全燃焼でしたが、今回はそれとは対照的に素晴らしい展望に恵まれた!右下の写真、八島湿原も望めますね~

 8時10分 沢戸方面に向かいます


眺望を満喫し、そろそろニッコウキスゲが群生する場所(スタート地点) に戻りましょうか。蝶々深山を引き換えし、その途中にある分岐点を沢戸方面に向かって進みます。暑いんですが、本当にカラッとした暑さで苦になりませんね。東京都などの都心じゃ絶対に味わえない環境でしょう。

 8時30分 コロボックルヒュッテに到着


スタート地点のコロポックルヒュッテに到着です。駐車場の前にはレストランも併設されていて、もちろんこんな朝早い時間帯からでも飲食可です。これだけ観光客がいれば営業しない手はないでしょうからね。なので多くの観光客でごった返しています。でも賑わいもまた趣きなり(*´∀`)

 改めてニッコウキスゲを見に行きましょう


黄色い花がニッコウキスゲです。う~ん、ニッコウキスゲだけなら綺麗なのでしょうが、雑草も一緒に生い茂って見栄えが良いのか悪いのか・・・。あ、そうそう、この周辺にも電気柵が続いていましたね。このニッコウキスゲを食べに来る鹿を追い払うためのモノのようです。触ったら電気流れるのかな・・・?ビビって触れず(;´ρ`)

 8時50分 レストランチャップリン



朝9時になろうとしています。駐車場付近は朝方よりもさらにヒドイ大混雑となっていて、駐車場に入れない車が道路で大渋滞を作っています。さすがは休日のベストシーズン期。路線バスやタクシーが渋滞に巻き込まれてしまい身動きが取れなくなっていました。

 11時35分 道の駅 木曽ならかわ


下山が早かったため時間に余裕が出てきました。ってなワケで下山後の楽しみと行きましょうか?諏訪湖や間欠泉、諏訪大社はすでに過去に立ち寄っているから別の場所に行きたいな。そうだ道の駅に行こう!長野県なんてそうそう来れる場所でもないですし、そんなこんなで早速「木曽ならかわ」に到着です。ここで蕎麦を食べましたが、コシがあって美味しかった(^o^)

 13時30分 諏訪湖SAで休憩で一旦休憩


道の駅で食事を取ったり土産店をのぞいたり・・・とそんな中、小仏トンネルで渋滞が発生していると言う情報を携帯でキャッチ。この時間で渋滞発生ですかい!これはちょっと早くないか!? 本格的な渋滞に巻き込まれる前に中央自動車道に乗り込んで回避を目論みます。

 小仏トンネル大渋滞に巻き込まれた~


その目論み、え~見事に渋滞に巻き込まれて失敗となりました。高速道路に乗った時間が早かったようで、これでも渋滞の影響を最小限に抑えています・・・が!小仏トンネルを抜けるまでにかかった時間はなんと2時間!渋滞がなければ15時くらいで抜けられていたのに、結局17時通過となってしまった・・・(泣)

今回はニッコウキスゲ群生地に一番近い駐車場を陣取りましたので、結果、大混雑と言うことになってしまいましたが、他の駐車場であれば割かし空いている印象を受けます。ただ、群生地や山頂まで行くのに時間がかかってしまうデメリットはありますので一長一短でしょう。それでも鑑賞と散歩をセットで楽しみたいと言う方であれば良いのかな~?と。超快晴の霧ヶ峰高原の景色は最高ですよ(^ o ^)