川苔山  2014年5月9日  天気:晴れ時々曇り

久々の"登山+温泉" 計画に心動かされて今回のプランを立てました(笑) これまで冬山登山とか残雪登山とかが集中していたこともあって久々の里山登山も懐かしいな・・・と言うのもありますし、この時期は新緑の季節でもありますので、雪から少し解放されて台地を踏む登山もいいもんだな~と。今回選んだ山は奥多摩北部の川苔山(かわのりやま) 。JR奥多摩線の鳩ノ巣駅が登山口となります。

 6時55分 JR青梅駅に到着だけど・・・

JR青梅駅に到着したけど何かの原因で到着が2分遅れてしまい、奥多摩線の乗り継ぎ時間を過ぎてしまいました。実はこの時間だと1分の乗り継ぎ時間しかないほどの早さであり、青梅線が到着に遅れると言う事は奥多摩線に乗れず、次の電車まで待ちぼうけとなるわけ。でも奥多摩線が待っててくれていました。その代わり乗り継ぎ時間ナシでしたが・・・ダッシュで奥多摩線に乗り換えます。

 奥多摩線に揺られてます

奥多摩線から見る景色も結構好きで、登山関係なく温泉や散歩だけの目的で利用することが実は多いです(^o^) 「深い渓谷や樹林帯に囲まれた山を見る=自然を見て心が満足する」、に繋がるワケなんです。

 7時25分 鳩ノ巣駅は閑散としていた

JR鳩ノ巣駅に到着しましたが、まぁ分かっていた事とはいえ寂しい・・・私以外に誰も降りてきません(汗) 平日だし川苔山登山道の一部は凍結の影響で通行禁止になっているし、メジャー登山口は奥多摩駅からだし・・・駅舎も誰もいないのかシャッターが下ろされています、ってどんだけ寂しい駅なの!?

 消費税8%導入前の自販機

ここの自動販売機は消費税8%の料金加算がまだですね。ペットボトルは従来通りで150円で購入可。

 出だしからハードな急坂


今回鳩ノ巣駅から山頂までのピストンを計画していますが、川乗橋からの登山道は通行禁止となっているため、結果的に鳩ノ巣駅からしか行けないことになります。まずは踏切を渡り、民家の間を通り、そして急坂を上がっていきます。この急坂もなかなか大変だな・・・(´Д`;)

 坂道の途中にある休憩スペース

途中で休憩を取る場所があります。ここで日焼け止めクリームを顔や手、首裏に塗りまくります。前回の奥穂高岳では耳を塗り忘れてしまい、これが後々痛い思いに発展しましたので今回はしっかりと!

 7時55分 ここで早速迷った

川苔山の看板を頼りに進んだのは良いんですが、途中でダミー登山道が潜んでいるので要注意。左の写真を奥に進むとすぐに右に折れるダミー登山道が出てきます。それが右の写真。もし鳩ノ巣駅から行かれる場合はこの立地が見えたらそこは無視して左の写真の石道を奥へ奥へと進んで下さい。ここで20分迷った・・・。ダミー登山道を進んだ場合、途中で踏み跡が消えていきます。誤って進むと遭難です(´Д`)

 最初は辛抱強く進みのみ!


石道を奥へ進むと雑草と樹林が生い茂る登山道に変化します。ここは非常に厄介な道で、クモの糸がとにかく通路上に張られていて顔や腕に引っかかるし、虫もブンブン飛んでいるのでうっとおしい!今日は私が最初の一人目だったか。こんな道も先に進むと落ち着くのでここは辛抱強く耐えるのみ!

 8時45分 大根ノ山ノ神って場所

大根ノ山ノ神って場所です。林道とぶつかり車が時折停車していることも。そんでここも迷いやすい場所でして、周囲に川苔山の看板がありますので、まずその方向に進んで下さい。「え?これじゃあ下山しちゃうんじゃ?」って気分に一回なるんですが、その先に登山道につながる階段が出てきます。

 最初は平坦な道が続く

ここ以降、クモの糸地獄と虫ブンブン地獄から解放されます(疲) 道も綺麗に整備されガチの岩肌はほとんどナシ。しかも最初は平坦な道がずっと続く登山道。色々とビックリです。横から吹く風が本当に気持ち良い。

 徐々に傾斜がついてきました

先に進むと少しず~つ傾斜が傾斜がついてきますが大したことありません。むしろ汗がつらい。気温は20度あたりなんですが暑い・・・風で体温を落としながら先へと進んでいきます。

 10時00分 何て言う場所の休憩所だ?

何て言う場所の休憩ポイントでしょうかね?突然ベンチがでてきましたが全く疲れていないので先に進みます。本当に綺麗に整備されている道で歩きやすいですよ(^o^) それと、ここら辺からチェーンソーの音が響いてきましたね。しかも激しいほどに。何か切り倒しているのかな?

 樹木伐採中のようです

そうか、スギの木を切っている音だったのか!あの"春の季節の大敵である、スギ" を切っているんですね?いや~助かります(笑) で、本当の切り倒している理由ですが、スギが繁殖しすぎてしまったことで生態系が狂いその可能性を考え伐採していると言うもので、必要分だけ切り倒して良いと国が了承したんですね。

 10時15分 気付くと舟井戸に着いていた

あれ?舟井戸に着いたぞ。登山本に舟井戸手前で急坂があるって書いてあったから身構えていたんだけど通り越したようだ。確かに急坂っぽい坂はあったけどな。どうやらこれまでの登山で急坂と言う急坂を登りすぎたために耐性がついてしまったようです。御嶽や奥穂高岳などの経験がここで活かされた(^_^)

 さらに歩きやすい道に変わった

舟井戸以降はこれまた綺麗な登山道で歩きやすい。そしてスギの木が生育する高さよりも上に来たため新緑の木がスギに変わってよく見えるようになった。ここから山頂までは20分前後です。と、ここで空から「ゴロゴロ・・・」と不穏な音が鳴り響きます。そういやぁ雲の色が嫌な感じになっているな。

 10時30分 ラストの分岐点

ラストの分岐点です。ここを左に曲がっていけば山頂!看板の指示に従い進みます。


山頂手前が一番歩きやすい道じゃないでしょうか?ラストにちっときつめの坂道が出てきますが別に大したこともないので楽々行けるかと。そうして前方、見晴しのききそうな場所が見えてきて・・・

 10時35分 川苔山の山頂に到着!

1,364mに難なく到着。本当にあっけないって言うのが正直な感想です。

西の方角の景色です。どこかに雲取山が見えるらしいんですが・・・どこだ?

南側の空は晴れ晴れしていますね。北側の雲はあんなにドンヨリしているって言うのに・・・

奥多摩ビジターセンターの情報(2014年5月9日現在) に寄ると「細倉橋~百尋ノ滝は大雪の影響により橋が崩落しているため、当面の間通行止め」とのこと。事前にこの情報を見ていたこともあって今回のコースは鳩ノ巣駅からのピストンにしたわけなんですけど・・・そうであっても、滝、見たかったな~残念(´Д`)

 雲行きが怪しいな~

嫌な色の雲だな~。新しいデジカメは自分撮りが出来るよう工夫が施され、例えば横を向いた写真も簡単に撮れる・・・って言ったその瞬間!遠くの空で何かが光った!ゴロゴロって音はまだ聞こえないけど、これは結構ヤバいんじゃないの?登山の鉄則として、雷の来襲が来そうなら即下山!

 水場あり

メインルートから外れますが水場が右手(上ってくる時は左手) にあります。確かにチョロチョロって水がていましたが、一応沸かしてから飲むことをお勧めします。一口飲んでみましたが、可もなく不可もなくって味です。下山路は上りと同じ道をピストンするだけなので、少々物足りない感じ。

 新緑見事なり!

新緑って感じの色合いですね~今回の目的の1つに新緑を見るってプランを盛り込みましたが、無事に見れて本当に良かったです。夏の葉っぱ(緑色) と違ってまだ黄緑色で、そこに太陽の光が入ってくるとより鮮明に!ん・・・あれ?太陽の光が入ってきたぞ。さっきまであった雲がだんだん晴れてきました。

 鳩ノ巣集落が見えてきました


階段を降り、また樹林帯の中へ。しばらくすると鳩ノ巣の集落が見えてきます。ここまで標高を落とすとジメッとした暑さにかわってきますね・・・。帰りも虫ブンブンの地獄に苦しめられました。クモの糸地獄は行きで色々をやられたこともあって糸は切れてなくなっていましたね(笑)

 12時20分 車道を歩いて駅到着

おつかれさまでした(笑)


鳩ノ巣駅に戻ってきました。温泉は奥多摩駅の「もえぎの湯」。次の奥多摩駅行きの電車まで時間が30分・・・ってなわけで駅前にある店に入って休憩しましょう。トータル5時間の登山でした。

猫がニャーって言いながら入ってきましたよ!首輪も着いているからここの住人か?しばらく様子を見ていましたが何かを思い出したのか外にまた。どこ行くんだろうと後を追いかけましたが姿なく。こんなこんなで色々していたら予定していた奥多摩線に乗り遅れ、次の奥多摩線を待つことに。何やってんだ?私は(苦笑)

 13時00分 鳩ノ巣荘はリニューアル中

鳩ノ巣駅から5分程歩くと国民宿舎の鳩ノ巣荘が・・・ってただ今建設中(リニューアル中) 。本当はここの温泉に入ろうと思っていたんですが、事前確認でリニューアルのために現在建て替え中であると知って止めたんです。抜本的な建て替えで完成は2015年春。今日から起算すると1年後の完成だな。

 13時30分 奥多摩駅に到着

奥多摩駅に出た瞬間、目の前の看板を発見。今年の2月に襲った雪は各所で猛威を振るったそうで、川苔山の「細倉橋~百尋ノ滝」間の橋崩落事故もそうですし、奥多摩むかしみち通行止めの措置もそうですし、いやいや、自然災害とは恐ろしい。何回か奥多摩駅を利用していますが、ここまでの惨事は初めてです。

 なんなんだ!あのキャンプ場の人だかりは!

もえぎの湯までのルートは駅にあるMAPからでも楽々調べることができます。交差点と危なっかしい国道411号線を少し並行して歩きますが、危ないと思う場所はそれくらいでしょうか?それよりも氷川キャンプ場のあのテントの数にビックリ!何かの催し物か?一体何人の人が来ているんだ!? 温泉大混雑か!?

 13時40分 もえぎの湯にようやく来ました

もえぎの湯に到着!消費税8%の影響もしっかり加わり2時間利用料金が750円から780円(;´ρ`)

温泉に入って疲れを取り、体も火照ってきたところでの生ビールチョイス。少々割高ですが焼き鳥セットを注文。グラスもビールも冷えて飲む前から興奮引っ切りなし(笑) 奥穂高岳の涸沢ヒュッテで飲んだビールも格別でしたが、温泉に入った後のビールも格別そのもの!喉が渇いていたこともあってさらに美味しく感じられた!1杯じゃ足りなかったので2杯目を注文。イワナの定食と一緒に美味しく頂きました。満足気分(´∀`)

 15時25分 じゃあ帰ろうかな?

温泉に入ってビール飲んで昼寝して・・・そろそろ帰ろうかな?外に出ると空は快晴そのもの。さっきまでのドンヨリ天気はどこに行ったのか。氷川キャンプ場のあの人だかりで温泉は大層な混み具合だろうとドキドキしながら入ってんですが、そうと思える利用客は誰もいませんでした。完全なとりこし苦労。

今回通った道はほぼ80%整備が行き届いていて非常に歩きやすく楽々でした。でも最初の虫ブンブンエリアとクモ糸エリアはなかなか手ごわい場所。登山+温泉プランは久々でしたが、やっぱりラストに温泉があると気分もスカってして良いですね。ビールも飲めますし(笑) 今日は雨が降りませんでしたが、都内では強風・豪雨・雹と凄まじい天候になっていたらしい。同じ都内でも東と西でここまで変化するとは。

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コメント: 2
  • #1

    ちゅーた (月曜日, 02 6月 2014 07:36)

    YukiHideさん、こんにちは!

    川乗橋から百尋の滝のルートが通れないのは残念ですね…
    この滝が好きで、良く行く山です!
    この間、奥多摩駅から川苔に行くハイカーさんがこの情報を知らなかったのでアタフタしてました。

    雷は恐怖ですね…(´xωx`)
    以前、ほんじゃがまるの山頂についたとたん雷が落ちて、走って下山→足の爪死ぬ の痛い目を見ました。笑

    もえぎの湯、ちゃっかり値上がりかぁー
    土日は芋洗い状態になりがちですよねw
    裸でシャワー待ちの行列が女子風呂の常です。笑
    男子もすごい混むのかな?

  • #2

    YukiHide (水曜日, 04 6月 2014 20:28)

    ちゅーたさん、こんばんは!
    いつもコメ、本当にありがとうございます。

    滝ルートは今も通行止め措置ですから、
    しばらく開通はないかもしれないですね。
    奥多摩駅で事実を知った時には手遅れかも・・・

    雷も怖いですけど、
    下山で足をけがするほうがもっと怖いです・・・(>_<)
    爪を折る、あんまり想像したくないですね(痛)

    今回は温泉ガラガラでしたが、
    混雑時は男子も裸で行列作ってますよ(笑)
    (あんまり想像してほしくはないですが・・・)