火打山・妙高山①

 

2014年10月18日  天気:晴れ

ますます紅葉シーズン到来となった季節を迎え、さらに天候が落ち着く移動性高気圧にも恵まれ、土日は滅多にないピーカンの天気が訪れるって言う3つの条件が揃った貴重な休日!な~んてダラダラ書いちゃいましたが要約すると登山日和!木曜日に新潟県の火打山&妙高山に狙いを定めて新幹線の切符やバス時刻、コース、タイムスケジュール、山荘状況、もろもろを下調べして出発したんですが・・・(汗)

・・・アクセスについて・・・

まずは新幹線を使って長野駅に向かい、次に信越本線に乗って妙高高原駅を目指します。妙高高原駅からはバスに乗って「笹ヶ峰」となりますが、私はこれに乗ることが出来ずタクシー乗車となりました(約6300円) 。火打山を登るなら笹ヶ峰下車となり、妙高山を登るなら燕温泉かスカイケーブル山麓駅下車となるでしょう。縦走計画なら笹ヶ峰下車で火打山⇒妙高山へと進み、ラストは燕温泉がBestです。

・・・所持品・・・

寒いです。テント泊の場合は防寒対策を!氷点下2度まで下がります。アウターやダウン、寝袋、マット、グローブ、靴下2枚重ね、ウインドブレーカーなどを併用して寒さを乗り切りました。タオル、着替え、ヘッドライト、電池、日焼け止め、ゲイター、プラティ、行動食、ホッカイロ、バーナー、コッヘル、カッパ・・・とアイゼンとピッケル以外はほぼ冬装備を揃えています。アイゼン使っている人もいましたね。

 9時40分 3時間遅刻で大宮駅

だぁ~寝坊した~!始発で予定立てていたのに3時間の遅刻!急いで準備して急いで出発です!あぁ~この3時間のロスは相当大きい。いきなりの展開に昨日まで考えていたタイムスケジュールを変更せざるおえない状況になってしまいました(´Д`;) 登ってもいないのに変更だなんて・・・グリーン車に乗る予定が当然のこと効力無効になったので"座れない自由席" に泣く泣く乗車(泣)

 11時05分 長野駅から信越本線へ


タイムスケジュールを組み立て直し改めて妙高高原駅を目指します。東京駅、上野駅、大宮駅のどれかから長野新幹線に乗車して、まずは終点長野駅に向かいますよ(^o^) 新幹線乗車中、どうしようもない気持ちに駆られてしまい、親しい方に「寝坊した!」ってメールやらLINEをしてしまいました・・・すみません。長野駅に着きましたら今度は信越本線7番ホームに移動し直江津行きに乗車です。

 3輌編成の信越本線

似た路線は何回も乗ったことがありますが、信越本線は初めて乗ったかもしれない。ドアは手で開けるシステムですから(ボタン式でもない) 初めて乗車する場合は多少困惑するかもしれませんぞ(>_<) 「11時24分発の直江津行き」に乗ってゴールの妙高高原駅を目指しましょう!

 12時10分 妙高高原駅!

妙高高原駅に到着!駅は予想とは違って閑散としているイメージ。ここからバスに乗って笹ヶ峰に向かう予定でしたが、今回は寝坊した影響で予定のバズに乗れなかったもんで、止む無くタクシー利用。駅周辺をちょっとブラブラ歩いてみましたが自販機はあってもコンビニは全くない印象を受けます。

 バス停の位置

バス停は歩いて1分程先にある観光案内所の前になります。駅員の方からバス停位置をご教示頂きました。位置関係は写真参照。当初の予定は9時20分発のバスに乗って笹ヶ峰に向かうハズでした・・・

 13時10分 笹ヶ峰

タクシー運転手に「笹ヶ峰」を伝え、あとは後部座席で眠ります(笑) 新幹線と信越本線は全て立っていたため疲労も少なからずあり、また食事も満足にとってないため疲れとダルさが襲います。でも笹ヶ峰に近付くにつれて色付く紅葉が期待をどんどん膨らませていき眠いのに眠れない。そして笹ヶ峰。駐車台数多いな・・・

 それじゃあ出発しましょうか

こんなに車があるとテント場も混雑してそうだな~と悪い考えがグルグル回ります。9月中旬に登った北アルプスのテント場を思い出してしまい、さらに頭の中の状況が悪化を辿る一方・・・なぁ~んて考えちゃ始まるもんも始まらない!どうにかなるだろう!笹ヶ峰は写真右にある小屋みたいな所からスタートです。

 とても綺麗な紅葉です


登山口を過ぎれば辺り一変紅葉と化した木々がお出迎えです(^_^) 木道が敷かれており実に歩きやすい。本当は葉っぱの上を歩いてみたかったんですが木道が敷かれていると歩いちゃいけない感じがして躊躇してしまう・・・でも途中で木道の切れ目がありそこは葉っぱの上。おぉ!土がモフモフだ(´∀`)

 13時30分 笹ヶ峰遊歩道への分岐点

綺麗な紅葉ですね~

のほほん気分のまま笹ヶ峰遊歩道の分岐点に到着しました。右に行くとグリーンハウス(宿泊施設) へ、直進すると火打山へと続きます。時間も午後を過ぎているわけなので、登られる登山者は誰もいません。

 14時00分 黒沢出合

ここで下山者グループさんと遭遇。コーヒーを作っていました(^o^) 黒沢出合で橋を渡り、その気になれば川の水を汲むなんてこと難しくはないんですが、水を汲む場合は橋を渡り切った後、ちょっとコースアウトして川に近付きましょう。橋の上からは清流の音が響き渡り、本当にリラックスできます(^_^)

 14時10分 十二曲りに突入です

これより"十二曲り" に入ります。大きいカーブが12回連続する坂道って思っていましたが、登山道が単に曲がっている場所を無理やり十二曲がりと命名したような感じを受けます。ここから角度のある坂道が出てきますんで登るたびに体が火照って暑い!飲料水も細目に補給していきます。

 ちとキツイ急坂が続きます

十二曲りを超えてからも傾斜のある坂道が続いて正直疲れます。寝坊したせいもありマトモに食事を取っていないことも理由の1つです(泣) これまでのご飯はチロルチョコを2個食べただけ。大反省です・・・

 15時05分 富士見平

周辺にある木はダケカンバかな?傾斜が緩み始めると「高谷池ヒュッテ」「黒沢池ヒュッテ」の分岐点である富士見平に到着します。ここまで登ってくれば、あとは緩い道ばかり。ホッと一安心(笑) これから高谷池ヒュッテを目指します。黒沢出合と富士見平の間が一番キツイ道だったと思いますね。

 痛い事故を起してしまった

お!高谷池ヒュッテが見えてきたぞ!コースはほとんど平坦ですが、雪がチラホラ木道の上で硬く凍りついているため危ない(>_<) そしてここで氷の上に誤って乗ってしまい、滑って、そして踏ん張った足、靴の先端(つま先) を石にモロ強打してしまうと言う事故を起こしてしまった!全身に痺れと痛みが広がった!家で棚とかに小指だけぶつけるあの痛みにそっくりです。あまりの痛みにしばらく動けませんでした(泣)

 ぬかるみがヒドイな・・・


4日前に雪が降ったようで、その雪が融け始め道は想像以上に"ぬかるみ" 状態です。ゲイターがあると重宝するほどです。木の根っこや岩に凍結した雪が残っているため滑らないように時間を多く費やします。富士見平から高谷池ヒュッテまでは40分程で着くんですが、それ以上に長く感じました。

 15時40分 高谷池ヒュッテに着いた!

高谷池ヒュッテに到着後、まっさきにテント場を確認しにいきます。テント場が埋まっていないか確かめるためですが、「良かった・・・空地が残ってる」 ヒュッテに幕営料410円を納めテントを張りに向かいます。水場は池の水が利用でき、しかもテント場のそばにあるのでラクチン。池の水ですから煮沸かしは必要に応じて。

 テント張り開始

高谷池ヒュッテのテント場は平坦に整地されており、また10秒先に水場がある嬉しいだらけの環境です。ただこの時期、雪解けで土がベチャベチャなのでテントを張る決心がなかなかつきません。テントの下に置くマットを購入しようと思いましたね。考えても状況は変わらないので日の当たる場所にテントを設営。

 目の前には火打山が堂々と!

無事にテントを張れ、水の供給も問題なく終了。そしてお待ちかねのビールです!ほほぅ、「風味爽快ニシテ」と言うサッポロのビールで初めて見る名前ですな(^o^) 太陽の温かい光に当たりながら山を見て腰に手を掛けグビグビ飲み干し、くぅ~って叫びながら満喫します(笑) 他の登山者から「いい飲みっぷりだね~」と言われ少々照れくさい(恥) 缶は小屋備え付けのハンマーで潰し全て持ち帰りとなります。

 17時00分 スマホ充電

一息付いた後はテントで過ごしやすくするための作業を幾つかやっておきます。まずはアウターやダウンは頭の近くに置いておく、ヘッドライトも同様の場所へ。寝ると体温が落ち、そして寒くて目が覚めてしまいます。すぐに着用できるためです。続いてホッカイロの封を切っておき、スマホの充電をする(笑) ホッカイロは数時間経たないと本領発揮をしませんので今のうちにスイッチON。SBは残念ながら圏外。

 17時40分 夜ご飯を作ります

ちょっと居眠りをして気が付いたら真っ暗になっていた。寒いし腹減った・・・じゃあこれから晩ご飯を作りましょう。バーナーをテント内で使うと①外と中の温度差で結露が発生②テントに火が燃え移る③一酸化炭素中毒に陥る、なんて事が起きますんで必ず外で使用を!って分かっていても中で使いたい~(>_<) ん・・・外で誰か電話している。どうやらDocomo端末は電波が届いているようですね。

 18時10分 テント場は真っ暗

ご飯に牛丼(汁ダクダク) +ラーメン+サラダ+ビールの組み合わせは見事にストライク!インスタント食品なので牛丼の汁ダクダクはどうしようもないんですが(本当は汁ヌキが嬉しい) 。ただただ美味しい!ただただ旨い!その一言に尽きます。他のテントからもバーナーの音や宴会の声が聞こえてきます(^o^)/

 ヒュッテ内は賑やかそう

ヒュッテ内ではカレーライスが振る舞われています。ビールを買うときカウンターそばで立ち聞きしていましたが、夜はレトルトカレーで朝はレトルト中華丼に固定されるとのこと。私は朝、白米と味噌汁が食いたいのぉ。でも食える以上は文句は言えない。宿泊者数は最大となり、食事は二回転。中は温かそうで楽しそう。外は寒くて寂しい(笑) ヘッドライトがないとトイレに行くことも出来ませんので必ず携帯を!

当初の予定は火打山に登って高谷池ヒュッテでテント泊でした・・・が、遅刻の影響で火打山登頂が明日にズレれたもんで、明日の朝に火打山へ、次に妙高山へ、下山はどこに設定するか、テント内でスケジュールの調整を1時間ほど練り直してしまいました。う~む・・・難しい。でもどうにもならないので、明日の状況で臨機応変に切り替えていきましょう。明日は4時に起きて5時に火打山を目指します!