東北遠征の旅②


2015年7月7日  天気:晴れ

東北遠征の旅②は八甲田山になります。酸ヶ湯温泉や奥入瀬が最寄(酸ヶ湯温泉は目の前!) にあり、登山も楽しみなんですが、温泉や観光地好きの私にとっては登山後も楽しみです。八甲田山の登山口の1つに酸ヶ湯温泉があり、また無料駐車場があるので、車で向かう際は酸ヶ湯温泉!絶対にオススメです!今日も天気が良さそうなので楽しい1日になりそうです(^_^)

・・・アクセス・・・

車で向かう場合は「酸ヶ湯温泉」とセットして終了。ゴールまで安全な道が続くので大丈夫!公共交通機関の場合は新青森駅まで向かい「JRバス東北」のバスに乗って「八甲田ロープウェイ」or「酸ヶ湯温泉」に向かうことになります。下山を酸ヶ湯温泉にした場合でもJRバス東北で新青森駅に向かえるので便利です。後は発車時刻だけ注意!一日に5~6本の運行です。

・・・所持品・・・

日焼け止めクリームと汗拭きタオルは必須。カッパ、飲料水、上着で十分です。ストックはあれば。途中にあった避難小屋で寝泊りする場合は寝袋やコッヘル、バーナー等の機材の持ち込みが必要です。仙人岱ヒュッテの近くに水場がありますが、ちと歩くのでプラティがあると最強に重宝します。晴れでも山頂付近では強風の可能性があるので上着は絶対!

 5時00分 酸ヶ湯温泉からスタート

朝食と用意を済ませ、さぁこれから出発!酸ヶ湯温泉から八甲田山までは2ルートあって、1つ目は「下毛無岱展望台」方面で、2つ目は「地獄湯ノ沢」方面となります。今回は地獄湯ノ沢ルートを進み、下毛無岱展望台で下山します。スタート地点は手洗場の横から(^_^)

 ここに登山口があります

車道に顔を出し歩くこと1分(・・・もかかりません) 。八甲田山の登山口が見えてきます。ここから山頂までは2時間20分の距離でとても短い。早く着いても勿体ないので、のんびりゆったり歩きましょうかね。それじゃあ出発です!

 5時50分 ここが地獄湯の沢

出発からしばらく歩くと地獄湯ノ沢に到着し、硫黄の臭いがだんだん強くなってきます。早々の通過しちゃおう!火山ガスは当然のこと目に見えないので長居はしてられない(汗) 今回辿ったコースでは火山ガス発生場所はここのみなので、ここを通り過ぎれば安全な道になります。

 6時15分 突然の開放感(^o^)

樹林帯を抜ければ清々しい青空天気がお出迎え!

進行方向左を向けば八甲田山の山頂、大岳が姿を見せます。

チングルマが風に乗ってゆ~らゆら。

キンポウゲは静かな場所でこじんまり。

 6時25分 仙人岱ヒュッテ

ヒュッテ=営業山荘と想像していた私なので、ヒュッテで買い物できるかな~と思って立ち寄ってみましたが、う~ん、避難小屋のような雰囲気だ。買い物は当然出来ませんね(>_<) 室内は頑丈な造りで石油ストーブが備わっている立派な小屋。これなら冬も安心だ(^_^)

 給水場を見つけた

分岐点に戻り、今度は先へ進むと給水場が出現。ここは沸かす必要があるかも。

湿原が辺りに広がりサンショウウオ?の卵らしき物があります。自然豊かな証拠ですね^^

 自然っていいですね~


木道から茂みの道に入り、そして茂みの中を抜けたら山頂までは大展望!途中に鏡沼と呼ばれる沼が現れ、看板にはゲンゴロウ、サンショウウオ、カエルなどの生き物が生息しているとのこと。

 7時10分 八甲田山の頂上、大岳に登りました!


今日は晴天だって言うのに山頂に近付くにつれて風がどんどん強くなってくる。半袖一枚じゃあ寒くて寒くてダメです!用意していた上着(アウター) を急いで着込みます。

標高1585m、八甲田大岳の登頂成功!

西側です。中央にボコンとしているのが昨日登った岩木山・・・だと思います。

南側です。紅葉時期になると綺麗なんだろうな~

東側です。ずっと奥に見えるのが太平洋かな?写真からじゃ判別不能。

 7時30分 大岳鞍部避難小屋

下山は大岳鞍部避難小屋がある北側に進みます。途中に雪道が出てきたんでビックリ(軽アイゼン持ってきてない) しましたが、慎重に歩けば問題なしでした。そうして到着した避難小屋で一旦休憩。ここまでですれ違った登山者は2名のみ。平日効果は本当に大きい!でも寂しい!


小屋の内部です。こちらも仙人岱ヒュッテ同様で頑丈な造りですね。ここら一帯は豪雪地帯なので、仮に大雪が降ってしまったら小屋全体が埋もれるだろうから、もしかしたら冬に利用するのは難しいかもしれません。小屋には二階から進入できるようハシゴが取り付けられています。

 ワタスゲが風に乗ってゆーらゆら

下毛無岱展望台方面に下山中。途中で出会ったワタスゲたち。

途中で振り返って一枚。

ちょうどあった椅子に座って昼寝をします(笑) ポカポカした温かさで本当に気持ち良かった(^o^) 風も山頂付近だけだったので、ここまで下りて来ると今度は暑い暑い・・・

 240段くらいある階段が出てきた

こちらのコースは尾瀬のような木道が伸びているので歩きやすいですね。それに景色もGood!途中に240段くらいあったかな?木製階段が出てきましたが、これが結構疲れます。登りはもっと疲れそう(>_<)

 8時55分 酸ヶ湯温泉に到着

酸ヶ湯温泉の建物が見えてきた!ゴールまでもう少しだ!

下山は9時前後、4時間くらいの登山でした。

驚いたのが、靴を洗っていいのかブラシが用意されていたこと。

 楽しい一人祝杯


酸ヶ湯温泉の日帰り入浴営業時間は10時からなのでちっと時間を潰します。まずは恒例のノンアルコールビールで祝杯!その隣にあるのは生姜タレをかけたゆで卵。次にアイスクリームを食べ、次に奥入瀬珈琲をグイグイ飲みます。小腹が空いたのでとにかく食べまくります。今度のアイスクリームはバニラ味なのでアレルギーの発症はありません。アレルギーって嫌だな・・・

 11時20分 石ヶ戸休憩所の駐車場

温泉でゆったりした後は奥入瀬見学といきましょう。渓流は直線距離で10kmくらい(それ以上?) あるため見どころを前もって押さえておかないと悲惨です。酸ヶ湯温泉でパンフレットを手に入れ色々考えた結果、石ヶ戸休憩所を起点とするのがちょうど良いと思いました。


駐車場は国道102号線にある「石ヶ戸休憩所」で。30台ほどで限界ですね。今回はここを起点にして見どころを押えていきたいと思います。土産店や自販機、トイレも完備されている立派な休憩所です。

 11時30分 奥入瀬渓流見学

雑誌等で掲載される「三乱の流れ」。休憩所から15分ほど酸ヶ湯温泉の方に戻るとあります。

続いて「阿修羅の流れ」。休憩所から十和田湖方面に40分歩くとあります。

白布の滝、大きく迫力アリです。休憩所から十和田湖方面に1時間歩くとあります。

奥入瀬は紅葉時期の方が良いかな?渓流は昨日雨が降ったのか濁ってたな。「〇〇の流れ」「〇〇の滝」には車からでも見える位置に看板があるので、歩くより車で立ち寄って見学の方が賢いかもしれません。ただ路肩が狭いので注意が必要。腹が減ってきたので白布の滝で引き返しましたが、元気があったら十和田湖まで歩こうと考えていました。その際の復路はバスに乗って休憩所に戻ります。

 15時10分 十和田湖で昼ご飯を食う!

車で十和田湖へGO!! さすがに十和田湖まで歩くのはキツかった(>_<)


奥入瀬で歩き過ぎ、何も食べてないので腹が鳴る(>_<) 酸ヶ湯温泉で食事を取ろうかと思いましたが営業時間前だったので食えなかったんです。なので十和田湖まで走らせここで昼食です。焼肉定食秋田名物きりたんぽを注文。腹いっぱいになって大満足!

 ラストの早池峰に向かいます

十和田湖でご飯を食べた後は早池峰に向けて車を走らせますが・・・高速道路を使っても200kmを超える距離。北海道遠征の際の大雪山からトムラウシの距離に匹敵するなぁ。途中で小腹が空いたのでコンビニに寄って軽食購入+仮眠を少し・・・と思ったら1時間くらい寝ちゃってた(笑)

 18時10分 十和田IC

200km・・・時間短縮するため東北自動車道に乗ります。

岩手山SAで休憩。軽めの食事を取りました。

昨年登った岩手山が目の前に聳えています。

 20時30分 道の駅はやちね

高速道路を降り、県道25号線をなんとか切り抜け、「道の駅はやちね」に到着したまでは良かったんだけど、ここでガス欠寸前であることに気が付きます。マズイ!スマホで付近のスタンドを調べ、そして山を下りて満タン給油!親しい方にLINEを送ったら「地方でガソリン半分になったら給油すること!」とビシッと言われてしまいました。ホントにそうだよな・・・本気で焦ったし・・・

 【注意】県道25号線について

県道25号線は舗装された道なんですが、道幅狭く、路肩狭い、暗く、山の中、片側崖、圏外、虫ブンブンと夜中の走行は最悪です(>_<) 幽霊が出るんじゃないか・・・なんてビクビク走行していたらウサギが横切ってきたりと冷や汗バンバンです(汗) それとは別の県道43号線、こちらは安心安全の片側一車線で、もし早池峰に向かう場合は、たとえ時間がかかってもこちらを走行したほうが絶対に良いです!

 23時50分 岳バス停駐車場

ガソリン満タンで再び道の駅へ・・・って、道の駅に暴走族?っぽい感じの人たちが集まっていたので、寝る場所を道の駅から岳バス停駐車場に移します。そこへは車で10分くらいの場所になり、トイレ完備ですが自販機はゼロ。飲料水の調達は24時間営業の道の駅自販機で済ませておくのがベスト!

今日は八甲田山、酸ヶ湯温泉、奥入瀬渓流の見学で終了となります。あ、そうそう、酸ヶ湯温泉の大浴場は混浴です。大浴場ではなく小さい風呂であれば男女別も設けてあります。また硫黄泉なので入れば硫黄の臭いがしっかりと体に染みつきます(笑) それはそうと車中泊2日目で体にガタがきてしまいました。小さい車を選択しているので横になって寝れないんですよね。あぁ~横になって寝たいよ・・・zzz