白山①  2015年7月12日  天気:晴れ

東北遠征の旅より戻り、一週間も経たないうちに白山に登る、ある意味突撃登山とも言えます(笑) 今回の舞台は北陸三山(意味合いあってるかな?) 、日本三大霊山の1つの白山に挑戦です。最短ルートで歩けば日帰りが可能なんですが、ここはあえてテント泊をして一泊二日工程で山頂に向かうプランを立てます。この日は猛暑・・・白山涼しいかな?ではでは一日目のスタートです。

・・・アクセス・・・

まずはJR金沢駅に向かい、金沢駅から出発する白山登山バスに乗って別当出合に向かうのが最もポピュラーと思われます。他にも登山口はあるんですが、車を使わないと行けないので不便になりそうな予感。日によってバスの出発時刻がバラバラなので、白山登山バスHPから時刻を必ず調べておくことを強く強く推奨。金沢駅発の別当出合は1番停留所から出発です。

・・・所持品・・・

猛暑ですから日焼け止めクリームを忘れたら日焼けは覚悟して下さい。汗拭きタオルも必須。飲料水も4リットル持参。カッパ、着替え、行動食も持参。ストックは今回なし。テント泊なのでテントや寝袋、バーナーや食料を抱えて15kgになったかな?とにかく暑かったので水だけは不足しないように注意です!なお別当出合に自販機がありますので飲料水の確保は現地でも可能。

 6時40分 北陸新幹線が来た

都内から金沢に向けて出発進行!北陸新幹線かがやきに乗車し、2時間ちょっとで金沢に到着です。あんなに遠かったイメージの北陸がとても近くに感じます。新幹線がないときは越後湯沢ではくたかにのって4時間の移動だったからな・・・な~んて昔の思いが蘇ります。

 8時50分 金沢駅に来ました

何度も目にしてきた金沢に到着(笑) 白山行きのバスは東口になり、コンビニに行く場合は東口よりも西口に行ったほうが近いです。東口にもコンビニはあるにはあるんですが歩きます。バスが来るまでまだまだ時間があったので、お土産店などをグルグル回って時間を潰してました。

 9時20分 白山 別当出合行きのバス到着

別当出合行き、9時25分発のバスが到着。バスの乗車時間は2時間30分程、料金は前払い制で2,200円となっています。その際にチケットを貰いますが、下車時にチケットを回収されるのでなくさないように・・・と言うより、どこに置いたか分からなくならないように ʕ•ᴥ•ʔ

 11時00分 白峰車庫(バス会社施設)

だいたい2時間経った頃で休憩が入ります。乗務員が「トイレに行きますか?」と聞いてくるので「行きたい!」って言わないと通過されますのでご注意を。なお自販機はなかったかと思います。


大型バスを難なく動かす神業操作。路肩がない細い道(バスのミラーが接触しそうなほど狭い道) を綺麗に曲がる技術はスゴイとしか言えません。でも乗る側としてみればドキドキしまくりです。

 11時45分 別当出合

白山登山口の別当出合に到着しました。

下山した方なのか、缶ビールを飲んで祝杯を上げていました。

別当出合は水場やトイレ、そして湧水や自販機などが揃う利用価値の高い場所。下山者が水道でタオルを濡らし、それを顔にかけて「うわ~冷て~!」って叫んでました。ホント気持ちよさそう(^_^) ではでは最後の準備をして出発しましょうか?とにかく飲料水の確保だけは忘れないように!

 11時55分 じゃあ出発だ!

鳥居をくぐった先では観光新道砂防新道の別れ道。今回テントを張る予定の南竜山荘へは砂防新道が早いので往路は砂防新道、復路は観光新道にします。まずは、あんまり揺れない吊橋へ。

 いきなりの急登


序盤から始まる急坂。疲労に加え暑くて暑くて汗が止まりません。平坦な道もあるにはあるんですが、気が付くと急坂です(>_<) これなら観光新道の方が良かったかな?って正直思いました。

 12時25分 中飯場って場所

ハーハー・・・汗拭きタオルを忘れていたらキツかったな(๑•﹏•) 中飯場と呼ばれる休憩所に到着しました。こちらには水場とトイレがあり、水はナント飲料可と言う何とも嬉しさ満載!ガブガブ飲んじゃいました。タオルを水にぬらして首裏へ・・・「あ~冷たくて気持ちいい!」

 あれ?時計を落とした!?

腕時計をポケットにしまって歩くこと十数分。ポケットに腕時計が無い事に気付く!「え?え?あれ?どこで落ちたんだ」すれ違う方に聞いてみたら5分程下に行ったところで女性の方が木に時計をくくりつけていたと言う情報をゲット!すぐさま戻ります!

 腕時計を無事に見つけた

「木にくくりつけたと言っても・・・どの木だ?」探して探して腕時計を通り過ぎて、そのまま下山してたらマヌケすぎるので超スローで歩きます。そうして見つけた腕時計!よかった~!どなたが置いてくれたのか分からなかったんですが、本当に本当に有難う御座いました(T△T)

 あ~めちゃくちゃ暑い

腕時計を取り戻しホッと一安心。さぁ、気分を切り替えて南竜山荘を目指そう!そんな時に前からトレランの方が下りてきた!すげ~な・・・身軽とは言え足にくる負担は大きいし。これは強者に違いない。それにしても暑い(>_<) すれ違う登山者も「暑いですね」「ホントに汗が止まらない」と言ってました。

 13時55分 甚之助避小屋

甚之助避難小屋に到着!ここでもトイレと水分補給ができるのが超嬉しい!景色もだんだんと良くなってきましたね~(´ ▽ `) 今日のテント宿泊場所である南竜山荘は残り40分の距離。ここでも水をタオルに濡らし、首裏にあてる!「おぁ~冷てぇ~」

 14時20分 南竜道分岐

南竜道分岐に到着し、ここより北に登れば黒ボコ岩へ、東に進めばエコーライン分岐へ。私が目指す南竜山荘はエコーライン分岐の奥になるので東へ進みます。ようやく平坦な道になって気が楽になりました。

 歩くこと数分 南竜山荘に到着した

エコーライン分岐を通り過ぎ東へどんどん進んでいくと、ようやくお目当ての南竜山荘が見えてきます。あ~腹減ったよ~、ビール飲みたいよ~。ここから先は平坦の道になるので楽チンです。

 14時40分 南竜山荘!

南竜山荘に到着!今日のゴール地点!

南竜山荘の内部。受付の方に許可を貰って撮影しています。

腹が減っては戦はできぬ。ビールとカップ麺を美味しく頂きました。

 テント場へ行きましょう


南竜山荘のテント場は少しだけ歩く必要があるんですが、どうやら遠回りをしてしまったらしい・・・本当に大丈夫なのか?と不安になりながら到着したんですが、実はショートカットコースがあったんです。明日の朝はそこを通ってますが・・・なにか看板か何かを立ててほしいな。

 15時30分 南竜山荘のテント場

南竜山荘のテント場に遠回りしながら到着!

左に見える施設はロッジみたいな建物で施錠がしっかりされていました。

ここが幕営場です。

黄色い花の深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ) です。

暑い暑いと言っていたのに、今では涼しい空気に。

 テントを張って憩いの時間へ

テントを組み立て早速室内で昼寝&読書タイム。友人から貰った下町ロケットを読破してしまいましたよ。それでも夕日になるまで時間があったので・・・少し外を歩こうかな?

 18時00分 外を歩いてみましょ

夕日に雲に森に花に・・・自然に溢れた景色を見ると、本当に心が和んできます。

 19時30分 蚊がブンブン飛んで超大変(>_<)

さて夕食タイム!作ろうと思って湯を沸かし始めたら「蚊」が大量に寄ってきて入口でブンブン飛び回って大迷惑。そういやぁ他の登山者がタオルでパタパタしていたな・・・湯の中に入って勝手に自爆したり、テントの中に入り込んでジャマしてきたり、あぁ~邪魔だ!初めて蚊取り線香を持ってくればよかったと思った。

 20時00分 突然空が暗くなった

気合で食事を乗り越えた。蚊の出現、登山以上に大変でした。20時にもなれば辺りは真っ暗になり、ヘッドライトなしではトイレにも向かえません。ここのテント場には飲料可の水、トイレ、自炊場(屋根アリ) が設けられていて、過去最高の快適さです。ホントにここのテント場はすごいって思いましたよ。

初日は暑い登山で苦しみました。それにしても食事時の蚊の発生には気が滅入りました。20匹くらいがテントの周りを飛んで、数匹はテントの中に侵入し、数匹は湯沸し中に入り込んで自滅したり・・・本当に本当に蚊取り線香がほしいと思いましたよ。しかも普段見る蚊より少々大きい。ビール飲んだりして気にしないようにしましたが、全然酔わない。むしろ目が覚める一方(笑) 今日ちゃんと寝られるかな?