苗場山  2015年7月2日  天気:晴れ

梅雨の時期に入って晴れの日と雨の日が交互に続く天気。テント泊をしたいけど翌日が雨になるってのは正直ブルー。登山本をパラパラってめくり、飛び込んできたのは日帰り可能の「苗場山」。ウィンタースポーツが特に有名な山ですが登山もOK。道路事情も問題ないのでハイ決定!テント泊はこの際止めにして出発しちゃおう!日帰りとは言え少々遠い場所のため、前日夜のマイカー利用出発!

 22時30分 下道で東松山ICを目指す

ETCの深夜料金が半額から3割減にダウン!高速道路料金を抑えたいと思って東松山ICまで下道を走行中、親しい方にLINEで「眠い~」「コンビニがな~い」と送りつける私(汗) あの時はありがとう(^_^) そしてようやく見つけたファミマの「川島正直店」 ここで軽食を買って、その後は20分くらいの仮眠をとりました。

 0時40分 赤城高原SAで夜食

無事に東松山ICから関越道に合流。その後は上里SA、赤城高原SAと順々に立ち寄って休憩。赤城高原SAでカツカレーを注文しカロリー補給。そんで車に戻って1時間くらいのグッスリタイム。

 3時25分 湯沢ICを降りて最初で最後のコンビニ

苗場山へは「湯沢IC」が近い!高速道路を降り左折した後にあるセブンイレブンで食糧調達。苗場山までの途中のコンビニはここにしかないため通過せぬよう注意。登山口まで残り18kmだ。

国道17号線を走っていると写真右下の看板が出てきます。かっとばしていると気が付かない恐れ大!ここを右折します。セブンイレブンから10分くらいの距離にありまして、こちらも通り過ぎないよう気を付けて下さい。そして民家の横を通ったら右手に橋が出てきますので渡ります。ここを渡らないと登山口に辿り着けないので要注意!大場橋って名前だったハズ。

 登山口までのルート

真っ暗闇の中での走行は疲れる・・・全舗装の道だけど路肩が狭い所もあって対向車が来ると悲鳴(泣) 苗場山、和田小屋方面の看板が分かれ道に設置されているので迷うことはないと思いますが、「かぐらスキー場町営第2」登山口を進んだ場合は、ナビと同じ場所に到着することになります。なお、ナビで目的地設定が出来ない可能性(名称がヒットしない) もあるので、ポイント設定が良いかと思います。

 5時05分 登山スタート

ラスト2km程はキャタピラでえぐられたようなダート道。駐車場は20台が限界か?

駐車場でも仮眠をとったけど眠い。サンドイッチを食べて朝ご飯終了。早速出発です。

 清々しい朝ですが暑い・・・

まずは砂利道の車道を歩く。登山口のそばに「苗場山登山道入口」の看板があるんですが、粘土質の道なので滑りまくります。砂利道の車道といずれは合流するんで粘土質の道は使わない方が賢明です。太陽の光と雲の演出が最高!でも風がなく早速蒸し暑い空気に・・・

 5時30分 和田小屋

車道を歩いて30分すると和田小屋が見え、ここからいよいよ登山道となります。

 0.5刻みの道標に嫌気が出る


いっつも思うけど、なんなんだ?「五合半」「六合半」の0.5刻み(疲) クモの糸にやられながら歩いて歩いてゼーハーゼーハ言いながら「〇〇半!」の0.5刻み! 頼むから0.5刻みはやめて~(>_<)

気付くと先行者を発見!「え?早くないですか?」「(私) え?そうですか?」「若いっていいわね~(^_^) 」 なんて話しをしながら先行者を抜きます。なんてない顔をしながら話しましたが、実は息ゼーハーゼーハーです(爆) どうやら私がコース時間を大きく上回って歩いているようです。

 6時10分 下ノ芝に到着

前日雨が降ったようで、石の上を歩くと滑ることが多い・・・


下ノ芝って中継ポイントに到着で、これ以降「中ノ芝」「上ノ芝」と続きます。山頂まではまだまだ先は長い・・・これ以降先行者はなく私が先頭となります。誰もいないと言うのは時として寂しい。

 だんだん蒸し暑さがピークに


日光を遮る壁がない・・・

直射日光をバンバン浴びる登山は苦しいの一言。でもそんな中、素晴らしい景色を見ると疲れが吹っ飛ぶから不思議なもんです。小さい写真4枚の右下が中ノ芝ポイント(6時40分着) 。標高も上がり木々が少しずつ減少傾向。木道の道もあって歩きやすい(^_^)/

 高山植物たち

高山植物たちです。あちらこちらに咲いているので撮影開始(^o^)

 6時50分 上ノ芝

上ノ芝に到着。さすがにヘバってきたので椅子に座って休憩を取ります。風がなく暑い・・・

 7時15分 神楽ノ峰ってところ

楽ノ峰にはベンチなし。ここで総菜パンを食べる。

ふぅ~気持ち良い(^_^)

ようやく苗場山の山頂が見えてきた!

 7時30分 標高を落とせば湧水あり

登山ガイド本より「神楽ノ峰」から一気に標高を落とすって書いてありましたが、確かに100mくらい落とされた感じだ。下山時にこれが上り返しになるんだよな(>_<) 途中にあった「雷清水」で湧水があるため水分補給が可能。ゴクゴク飲んで元気回復!

 ガスが出始めた!


ガスがもくもく・・・

9合目を過ぎたらロープが出てきた!でも見かけ倒しのロープです。山頂に向かうところでガスってきて意気消沈ですが、代わりに太陽が消えてくれたこともあって涼しい・・・いや寒いぞ!夏ですが寒いためウインドブレーカーを着用して低体温症を防ぎます。

 8時10分 山頂付近にようやく辿り着く

ここに辿り着いた時、山頂まで少しと確信!それにしても、まさかこんな湿原が広がっているなんて思ってもいなかったので興奮しっぱなしです(笑) 水はとても透き通っていて飲めるんじゃないかと思うほど。雲が完全に消えていたら素晴らしい景色があったとこは言うまでもないです!

 8時20分 苗場山、山頂!

この辺りは木道整備がされています。先に進むと「山頂に建つ小屋」に向かうか「山頂」に向かうかの分かれ道が出てきますが、まずは山頂に向かいましょう!そんで山頂に到着!


次に小屋へ立ち寄り登山バッチを購入。外の天気が少し快晴に向かったためベンチに座って朝食。でも風は相変わらず吹いて寒いのでウインドブレーカーが手放せない状態。でもしばらくすると雲がわいてきた。

 下山開始

ダメだ・・・雲がどんどん出てきた。待ってても寒いだけなので下山開始。

途中の水場でゴクゴクと喉を潤します。どんだけ美味しかったかは登った人にしか分からない。

野鳥がちゅんちゅん鳴いていた。鳥のさえずりは耳にやさしい(^o^)

 11時00分 和田小屋に戻ってくる


下山は往路を戻るだけなので写真大幅カット!標高が下がると風がなくなり蒸し暑い(汗) そんな中でも和田小屋で勤務に励んでいる人がいました。こんな暑い中、本当にご苦労様です。

 ショートカットコース

車道を歩いて帰りますが、その途中でショートカットコースが出てきます。そう入り口近くにあった「苗場山登山口入口」の看板が立っていたあの場所に向かうルートです。どんなコースかは冒頭でお話しした通りですが、本当に粘土質でぬかるんでいて滑りやすさ抜群。雨やその次の日は歩かない方が賢明です。

 林道を改めて観察

夜に通った林道を走行中。晴れていればなんてことないんですが夜は怖い。改めて見ると細い道で、右の写真は路肩を写しているんですが林道同様で路肩も狭い。対向車が来ないことを祈る!

 12時20分 JR越後湯沢駅

北陸新幹線が完成したから人が少ないかな?苗場山と越後湯沢駅がとても近いので昼食は蕎麦!ノンアルコールビールでも喉に通る鮮烈さは同じかな(笑) 疲れと満腹で睡魔がどんどん襲ってきたので、コンビニで強々打破とメガシャキ(眠気覚ましドリンク) を飲みほし出発です。でも結局は帰りにすんごい眠気に襲われたため、PAで1時間の仮眠を取って帰宅。ドブに捨てた700円(泣)

久々に疲れがドッと押し寄せてくる登山でした。山頂付近で思わぬ強風に吹かれてしまって山頂探索が全然できなかったことが残念でしたが、それでも湿原一帯を眺めることができたのは満足。今月末に富士登山が控えているため、少しでも体力と精神力を取り戻したく、来週は北海道遠征の登山を計画中。天候次第で断念になるかもしれませんが、ダメなら東北、四国、九州と場所を変えよう。