大菩薩嶺  2011年5月4日  天気:晴れ 

前回登った際に見た富士山が、あまりにも素晴らしかったので改めて見に行こうと思いました。残雪の時期をギリギリまで避けて計画を立てているので、まぁスリップとか滑落とか危険はコトはないでしょう。大菩薩嶺は簡単に向かえないけど簡単に登れるの山なので、極限まで楽しようとマイカーを使用。今年はどんな山に登ることになるのでしょうか?準備運動って感じで登りにいきましょう。

 00時05分 八王子西IC付近

深夜料金でETCの値段が半額に抑えられていますが、さらに出費を抑えようと八王子ICまで下道を使ってきました。道路が雨で濡れていますが、この雨は数時間前から降っています。それでも明日の天気予報は晴れと言っているので安心して現地に向かいますが、それとは別で、「道がぬかるんでいるんだな」って思うと軽く萎えてしまいます。

 4時40分 上日川峠



出発時間は5時の予定。まだ時間があるので辺りの散策でもしましょうか?この辺りはテント泊も出来る広場なので、テント泊慣れをしたい方は絶好の場所ではないかと思います。なお車中泊の場合は、上日川峠に到着して右に折れる道を進むと出てくる、広めの駐車場で陣取る方が良いかと思います。

 福ちゃん荘までは散歩気分で歩けます


昨日の雨も完全に消えて晴れモード。5時の出発で、まずは福ちゃん荘に向かいます。福ちゃん荘までは車道と土道のどちらかを使って進むことになりますが、昨日の雨で発生したぬかるみを極力避けたいので車道を選択。なお車道と土道、コースは並行していて最後は合流できるようになっています。

 富士見山荘と勝緑荘


福ちゃん荘を通って大菩薩峠と続くルートを歩きます。山頂目的なら唐松尾根から登るのも良いでしょうが、私は峠の近くから見える富士山を見たいので唐松尾根は使用せず。今回も下山に回します。

 大菩薩峠までの道のり



傾斜が少しずつ強くなりますが大したことないです。クマザサと木々が生い茂る登山路を進み、しばらくすると木々が突然なくなり視界が開けます(写真左下) 。前回はこの富士山の景色に圧倒され、「登山っていいもんだな~」と心を打たれた記憶があります。私が見たかった富士山はこれだったんです。

 6時50分 大菩薩峠に到着しました


大菩薩峠に到着しました。まだ朝になったばかりですよ!こんな早い時間に売店が営業しているなんて、どんだけ元気ハツラツなんだ?でも登山バッチを購入できるから良いか(笑) 気に入った登山バッチをGETしました。大菩薩峠にはたくさんの登山者で賑わっていますが、そのほとんどは山荘泊をした方のようです。

 途中から、うっすらと南アルプス

うっすらと、本当にうっすらと南アルプスが見えますが、う~ん、分かりますかねぇ?

 7時10分 親不知ノ頭と賽ノ河原



朝早く登ると時間に余裕ができるのでゆったりペースで進めます(笑) 気持ちいいね~。空を見上げれば雲が晴れてきたようで、遠くの景色も見えるようになってきています。右上の写真は親不知ノ頭って場所。標識と一緒に記念写真。右下の写真は賽ノ河原って場所。ふ、不吉な名前だ・・・

 7時40分 標高2000米地点


雨で土がぬかるんでいますね~。避けながら進みます。そんなこんなで2000m地点に到着。

 8時00分 雷岩に到着


雷岩って場所なんですが、いつも気が付かずに通過しちゃうんですよね。岩を降りて振り向いて、「あ、これが雷岩だったのね」ってなります。今回も素通りしてしまった・・・何で雷岩って言うんでしょうかね?

 8時10分 大菩薩嶺山頂


残雪がチラホラあり、アイスバーン化している部分もあります。

山頂はこんな感じ。木々に囲まれていて眺望ゼロです。山頂の写真を撮って撤収です。

 唐松尾根を経て福ちゃん荘に向かいます



下山はショートカットコースの唐松尾根を使います。浮石が時々潜んでいるので注意しましょう。しばらく進めば福ちゃん荘に到着となり、ここまでくれば下山したも同然です。太陽も顔を出してくれて温かい( ^∀^)

 10時00分 上日川峠に戻ってきました


5時に出発して10時に到着。ゆったり歩いても5時間で戻ってこれるってのは嬉しいもんですね。駐車場の状況ですが、10時でほぼ満車状態・・・。手軽に登れる山+景色も抜群となれば、そりゃ人気になっちゃうでしょうね。魅力の詰まった山ですからね~

 11時05分 道の駅 まきおか


時間もだいぶ余ったことだし、往路を同じ道を使って帰るのは少し寂しいので道の駅の探索開始!その後「雁坂トンネル」を利用して秩父市街に抜けちゃいましょう。この雁坂トンネルですが、山梨県と埼玉県の県境に位置する雁坂峠(日本三大峠の1つ) を真ん中からブチ抜くように造られています。これによって山梨県⇔埼玉県の行き来が本当にスムーズになりました。これが開通する前は、ずんごい大回りしないとダメだったんですよね。トンネルの写真を撮りたかったんですが車を止めるワケにはいかないし・・・

 12時05分 雁坂峠茶屋 山麓亭


峠の茶屋で一服しようと立ち寄りましたが私の口にはちょい合いませんでした。そのまま秩父市街に入り、土産店などを寄り道をして帰宅の途につきました。秩父市内は渋滞発生中で花園ICに行くまでが大変だった。

2度目の大菩薩嶺の挑戦も無事にクリア。手軽に登れるうえに景色も最高なので、登山者の数が多いこと多いこと。そんな賑やかな山なので休日はザワザワして混雑するかもしれないですが、それでもまた頂上に立ちたいと思わせる魅力がこの山にはあります。富士山の景色も雲が晴れれば相当迫力あることでしょう。次の機会は晴天の日に的を絞って再トライしますよ!