高尾山  2011年4月3日  天気:曇り

今年最初の登山は高尾山。手頃な山に登って体力を戻そうと計画を立てました。高尾山は年間観光客数が200万人と記録が出されており、これは富士山年間登山者数の約6倍に匹敵する数です。8時に高尾山口駅に到着し、いよいよ登山開始です。本日の工程はケーブルカー等を一切使わない6号の稲荷山ルートを使用。聞けば完全な登山道とのことで、体力を戻すのにはうってつけのルートかもしれません。

 8時10分 高尾山口駅


車は高尾山口駅の前にある駐車場に止めています。高尾山口駅の売店や、それ以降に出てくる茶店で飲食できるお店がチラホラ開店していますが、まだ開店時間前でもあり全部の店は営業していません。

 8時30分 高尾山ケーブルカー駅

大半の方はケーブルカーを利用して山頂を目指していますが、私は冒頭でお伝えしたとおり、稲荷山ルートを使って山頂を目指します。利用する方の数が全然違いますね(;´-`)

 稲荷山コースを歩いています


最初に階段を登り、そのあと易しいアップダウンが続き・・・確かに完璧な登山道ですね。コンクリ舗装は一切出てこない純粋の登山道です。大変さは全くもって皆無なんですが、今は4月!花粉が飛び舞っているようで、途中でくしゃみが出るわ、鼻水が出るわで大変。マスクしてくればよかった。

 9時05分 東屋(あずまや) から眺望

途中に東屋(休憩所) がありましたので寄り道します。晴天時は新宿や池袋まで見渡せるそうで、東京近郊で手軽に登れる高尾山に、なぜこれほどの人気が出たのか何となく理由が分かります。

 楽々な上り坂が続きます


チラホラ出てくる上り坂も、これまで経験した坂道とはレベルが全然違い(低いって意味) ますので簡単に踏破。今回の最大の敵は登山路ではなく花粉です。もう、さっきからグズグズ状態でマジヤバい(;´ρ`)

 9時40分 ラストの階段が一番キツかった

稲荷山コースもあっという間に終わりとなりますが、最後の最後に出てくる階段がある意味一番苦しかったです。前方で歩いている登山者の装備がすごい徹底しているな。

 9時50分 高尾山に到着

階段を登り終えると山頂となります。人数も少なく寂しい雰囲気です。

高尾山から見る山頂の風景です。雲がドンヨリしていますが意外に遠くまで見れていますね。


体を動かしていても空気が冷たいので体がすぐにブルブルと震えだします。なにか温まる物を食べたいと、山頂に建っている店に立ち寄って「おでん」を注文。冷えた体に温かいおでんが染みて美味しい・・・最高だぁ。その後その店に多くの登山者が次々と入店し、気付くとテーブル席が全部埋まってしまった!

 10時25分 奥ノ院不動堂


下山は1号路、最も簡単に下りられるルートを使用します。のほほんと楽しみながらの下山となるハズなんですが、花粉症の症状が悪化を辿ってイライラしています。今年の花粉は多い多いってメディアで放送されていたしな・・・。ダメだ、お寺を見る気力が消えうせる・・・、早くスギの木から逃げたい!

 薬王院前の賑わい

グズりながら土産店の到着。今日の運勢を調べるため、1回100円のおみくじを引いてみましたが、「中吉」、「災難は背後から訪れるなり」、「旅立ち十分ならず」、「恨みの炎を打消し、心の波を静めよう」と、何だか当たっているんだか外れているんだか分からない結果に。即、縄にしばりつけましたよ。

 ケーブルカー乗り場へ向かいます


完全に散歩ですね。6号路はコンクリ舗装皆無でしたが、1号路は登山路皆無と6号路とは見事なまでの真反対です。ただコンクリートの道の方が歩くのは楽ですが。しだいに茶店を見かけるようになり、まんじゅうが売っている店の前に立っていると、「まんじゅうどうですか~?」の営業が始まります。試食化なので1つ頂きましたが味は好みじゃなかった。ひっぱり蛸の石造があったの頭を撫でておきました。

 11時00分 ゴールの高尾山驛

ケーブルカーの高尾山驛に到着しました。旧字体の「驛」と使っているので表示されなかったらゴメンなさい。ケーブルカーから続々と人が降りてきましたが、登山者というよりは観光客の方が多いですね。

 11時35分 蕎麦屋に立ち寄って昼食タイム


ケーブルカーを使って高尾口駅に戻ってきました。この辺りは土産店の他に蕎麦屋も多いので立ち寄りたいトコロ。事前に色々と口コミリサーチをしていたので狙っている店は最初から決まっていました。どの店も駐車場が狭い、もしくは駐車場がないので、車で来られる方は駐車場に止めたままで立ち寄るのがベストです。

休日であるにも関わらず、観光客や登山者の数がとても少なかったのには衝撃を覚えました。おそらく先月に発生した東日本大震災の影響が出てしまっているのだと思います。過去に2度高尾山に登ってきましたが、登山路も、茶店も、蕎麦屋も、土産店も以前とは全く違い閑散としている状態でした。この変貌・・・心が打ち抜かれる心境です。東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。