四阿山  2009年9月21日  天気:晴れ

山の名前・・・読めますか?難読ですよね。これで「あずまやさん」と読みます。まず読めないと思います。上信越道の上田菅平ICを降りて国道144号、406号(大笹街道) と進み、その406号の途中にある菅平国際ホテルベルニナの分岐する道を菅平牧場へ進んでいきます。牧場のそばを歩ける山があるとは知らなかった。美味しい牛乳飲めたりできるのかな?早速出発です!我ながらなんて単純な理由なんだ(笑)

 5時25分 菅平牧場駐車場


上田菅平ICを降りた後に出てくるコンビニで食糧調達を行います。それ以降はコンビニなどのお店は一切ないですよ。菅平牧場の駐車場料金は人数換算で、1人あたり200円の徴収となります。車に5人乗っていたら1000円です。到着したのは午前3時。早すぎてゲートには係員がいませんでした。どうしようもないので、そのまま通過します。上を見上げれば満点の星空が広がっていました。

 6時20分 登山届けの提出場所

四阿山へは根子岳を経由するルートを使います。「さぁ出発だ!」っと思った矢先、登山口の横にある登山届け箱に、なんとツキノワグマの注意書き文が貼られていた。「ここはツキノワグマの生息地です」。ツキノワグマ!? あの、リアルに怖いんですけれど・・・(汗)

 牧場のそばを通ります

ツキノワグマの生息地を真正面から突き抜けます。昨日の満点の星空といい、今日の快晴といい、風も涼しく誰もいなく、もう最高の気分です。それにしても牧場のそばを歩いているんですが、牛一頭も見かけません。朝は小屋で寝てるのか?

 長野県上田市の景色

根子岳経由のルートは後ろを振り向けば上田市の景色が望めると言うオマケが付いています。疲れたときは後ろを振り向いて休憩し、登って、また疲れたときは後ろを振り向いて休憩し、の繰り返し。山の中にある街並みって何だか魅力がありますよね。

 6時40分 シラカバの中の登山道


牧場の横を通り過ぎたら次はシラカバの中を通っていきます。シラカバと言えば白い幹が印象的です。その木々の中を太陽の光が入り込み、シラカバやその葉っぱなどに反射。その効果で良い色合いが出ています。「自然の中を歩いている」と言う余韻を感じながら歩きましょうか(*´∀`)

 7時25分 根子岳までの稜線歩き

シラカバの木々を通り過ぎたら開放的な稜線に出てきます。ここから根子岳までは上り坂となり、ひたすら石の上を歩いていきます。徐々に傾斜が増していき、根子岳へはもう少しって所で傾斜が一番強くなります。やっべ、苦しい・・・ここまで来たら、根子岳に登りきるしかねぇ! 

 7時45分 根子岳頂上

天気も良く風もなく、遠くの山並みまで見回せて大満足!菅平高原が広がってます!

根子岳の標高は2207m。9月だと言うのに太陽の日差しが相変わらずの強烈ぶり。でも救いの冷たい風が吹いてくれて良い塩梅(^_^) 根子岳の山頂からグルグルと見渡していますが、緑色の山並みが綺麗ですね~。反対に紅葉はまだまだ早い状況。

 7時50分 ガクッと標高が落ちます


次は本丸の四阿山に向かいましょう。このまま稜線伝いに四阿山に向かってくれれば嬉しいものの、なんといきなり標高を落とされます。樹林帯から完全に外れたと思ったら、再び樹林帯の中に突入してしまいます。

 ササの原っぱを通ります

木々に覆われた道ばかりだと思っていましたが、突然ササが生い茂る場所に出てきてビックリ。ササが光っているのかとても綺麗に見えます。この地独特の場所、独特の環境なんでしょうね。木々とササが見事にマッチしていて、ただただ「自然ってスゴイな」の一言。

 8時25分 突然の急な上り坂

ササ道の次は樹林帯の道に舞い戻り。四阿山に向けての最後の樹林帯坂道となります。

 9時05分 四阿山までもう少し


20分程続く坂道を頑張って登り終えれば森林の中から顔を出すことができ、そして四阿山に近付いてきたなって雰囲気を捉えることが出来ることでしょう。山頂と思われるピークは、あの一ヶ所(写真左下) しかないんですから。四阿山へ続く最後の道は木の階段です。

 9時30分 四阿山の山頂に到着!

頑張って登ってきた後に見る景色って最高です!

今日は天気に恵まれたため360度の展望が楽しめました。写真でこの先に見える尾根からは群馬県嬬恋村へと住所が変わり、長野県から群馬県へとエリアが変わります。パルコール嬬恋スキーリゾートのゴンドラを利用すれば、2時間たらずで来れる四阿山最短ルートとなります。

 10時00分 中四阿方面に向かいます

嬬恋村へ進む尾根もいいな~。でも駐車場に車を置いてあるから駐車場に戻らないとダメだ~!マイカー登山の悲しい宿命です。下山路は往路とは違う別の道を使い、中四阿を通るルートを選択です。ここも傾斜のある坂道が多い多い。

 中四阿ってドコなんだ?

中四阿、小四阿と進むルートですが、中四阿がどれなのかサッパリ分かりません。意識して下山をしていますが結局最後まで分かりませんでした(汗) 登ってくる登山者の方とすれ違う回数も増えてきて、だんだんと賑やかになってきましたね。

 登山ももうすぐおしまいです


標高もグングンを下がり、またまた森林の中に突入です。途中に大明神沢と言う名称の沢があり、そのそばを通ると聞こえる水の流れる音が気持ちをリラックスさせてくれます。気付けばシラカバの林にまたまた入っていた。このシラカバを抜ければゴールの菅平牧場(駐車場) は目前です。

 11時45分 菅平牧場に戻ってきました


菅平牧場ってダボス高原牧場とも言うらしいです。ダボスって何でしょうね?駐車場に到着しました。駐車場に入れない車が路上に停車していますが、ず~っと遠くまで続いているのにはビックリ。登山バッチを購入して撤収です。あ!やっべ、牛乳飲むの忘れてた!あ、そうそう、駐車場の料金が今回のように未納だと、帰りのゲート通過でキッチリ徴収されます。

 14時00分 酸性の高い火山湖 湯釜は入場禁止規制

湯釜ってご存知ですか?国道144号線を北東に進み、今度は万座ハイウェイだとか日本ロマンチック街道だとかに進むと湯釜に到着できます。草津白根山の近隣にあり、ここも観光施設として賑わいを見せています。道路はめちゃめちゃ大混雑です。しかし火山ガスが湧き出たようで見学中止だってさ。仕方なく近くの駐車場に止めて意味なく撮影開始。あ~湯釜に向かう道路は大渋滞だな。

四阿山は花を楽しむトレッキングコースとして人気を集めているとガイドブックに載っていましたが、今回のような時期だと花は当然ありませんので、じゃあ代わりに紅葉なら?となりますが、紅葉も見頃じゃなかったですね。でも展望の迫力は申し分なかったですよ。暑い日を避けるとか、天候に恵まれた日に行って見るとか、帰りに湯釜に寄ってみるとかで、魅力のある工程に変化するでしょうな(*´∀`*)