赤城山  2009年9月5日  天気:曇り

私が幼少の頃に家族と登ったらしいのですが、あまりにも幼少の頃で覚えていません。「赤城山に行ってくるねー」と言った私に、「そうなんだ、昔行ったコト覚えてる?」なんて言われ、何だか話しているうちに目がウルウルしてきました。父親に肩車をしてもらいながら登ったそうで、「お父さんの髪の毛を引っ張って大変だったんだよ~」、なんだか感慨深い登山になりそうです(涙)

 10時00分 大沼の近くにあるデカい駐車場

駐車スペースに差はありますが、各所に駐車場が設けられています。今回止めた駐車場は近くに大沼(おのって読みます) があり、お土産店も近くにある大きな駐車場です。駐車するならここが良いでしょう。無料です。お土産店がそばにあり、トイレもありと利便性ありありです。

 10時20分 駒ヶ岳登山口

登山口は今回車を止めた駐車場から少し離れた場所にあります。インターネットなどでスタート地点の情報を前もって調べておくと焦らないですよ。まぁ、近くに案内標識があるので大丈夫ですが。

 傾斜のある登山路

開始直後に急な坂道や階段が出てきたりと意表を突かれますが、全体を通して無理なく難なく登れる感じがします。容易に登れる山ではありますが、最初は樹木の中を歩くために景色や眺望が全くきかない寂しい山。しかも今日は雲がドンヨリときた( ´△`)

 11時10分 駒ヶ岳頂上・・・しかし眺望ゼロ

山頂手前にある駒ヶ岳から見た景色ですが、見ての通りガスばっかりで眺望ゼロ。晴れていれば大沼が目の前に見えていたと思います。雲が晴れてこないので先へと進むことにします。

 黒檜山を目指します


大タルミに到着、ちょい休憩しましょうか。黒檜山(くろびやま) が赤城山の最高峰で、頂はまだまだ先。その休憩中、大勢の登山者が奥からこちらへゾロゾロ歩いてきました。赤城山山岳ツアーの人たちです。山頂付近は景色が良いとの情報GETしましたよ。 

 11時50分 御黒檜山大社

大社に着く前に丸木で組んだ階段が出てきましたが、これが意外に疲れるんだ。一般(土) の登山道よりも疲れる感じがしますね。しかも荒れていたし。その後、大社へ到着となります。ここで朝ご飯を食べている登山者がいました。 景色は何とも言えない状況ですが、開放的な場所ですもんね。

 12時00分 黒檜山の山頂へはもう少し

御黒檜山大社から黒檜山までは10分程の距離。ほぼほぼ稜線に顔を出しているん場所によっては眺望が可能です。すれ違った登山者の方から言われた情報通り、こちら側は雲が晴れています。あと少し時間が経てば完全に晴れそうですね。これは期待が高まります。

 大沼が眼下に見下ろせます

やっとこさ黒檜山に到着しましたが、登山者が大勢いて休憩場所の確保ができません!これはもう早く下山して赤城神社の探険に行っちゃいましょう( ´∀`)/~~ そしてその下山途中、雲が一気に晴れ始め下界の様子がハッキリと分かるほどに視界が晴れたじゃないか!その良好さと言ったら赤城神社見学している観光客の姿が見えるほどに。 

 下山します


下山はもう1つの登山口、黒檜山登山口へと進みます。この道は始めから終わりまで樹林帯の中ですので展望はゼロ。さらに急坂ですのでペース配分が大切。それにしてもブナやミズナラの樹木が綺麗ですね。と、そんな中、猫岩と言う不思議な看板を見つけました。奥に猫岩と思われる岩がありましたが、どこをどう見ても猫の形には見えない。  

 13時10分 黒檜山登山口

ゴール地点、黒檜山登山口に到着しました。ここは黒檜山への最短ルートとなっており、一番気になる駐車場も目の前にあって、でもスペースも小さいかも。ここから先は車道歩きですので、前から後ろから来る車には注意しましょう。交通量は意外にも多いんです。

 13時30分 赤城神社

さっきまで晴れていたのに、また雲が出始めてきましたね。


知っているようで知らない赤城山の名の由来ですが、「その昔、赤城山の神様である百足の化身が、日光にある男体山の神様である大蛇の化身と戦場ヶ原で戦い、その戦いで負傷した百足が赤城山に戻り傷を治した。しかし傷は思ったよりも深く、傷口から出続ける血が山を赤く染め、そして赤き山、赤城山となった」と言う伝説から始まったとされます。神社も橋も灯篭も見事な真っ赤(朱色?) ですね。

 15時05分 展望台

登山も無事終了。県道16号線を使って前橋市に入ります。その途中にあった展望台からの眺めです。空気が澄んでいれば東京まで一望できるようなのですが、今日は少し霞んでいて微妙な景色です。展望台は路肩に止めて見ると言うモノではなく、展望所施設となります。ただ簡易な造りのモノなので。

 16時10分 赤城温泉ホテル

クネクネした山道を下っていくと温泉街でしょうか?赤城温泉ホテルの看板を見つけました。看板をよくよく見ると、日帰り温泉が出来ると言う記述を確認。せっかく来たことだし、ちょっと寄ってみましょうか?ちょい廃れた感じの建物の中を5分程歩いてホテル、と言うか民宿に到着。う~ん・・・何の面白味もない温泉でした。

 16時30分 三夜沢赤城神社

全て木で作られた大きな鳥居です。どうやって建てたんだろうか?


さらに県道16号線を下りていくと、今度は赤城神社が出てきたじゃないか。大沼にあった赤城神社とは雰囲気がだいぶ違う、 静かであり凛とする印象を覚えます。大きな杉が立ち並び、本当に神様が奉られているんじゃないかって錯覚を覚えます。

赤城山はガイドブックによると、「どちらの登山口から始めても容易なコースであること」、「しかし全体に樹木が覆われており眺望はほとんど望めない」、など登山としては楽しめない山と載っていました。確かに疲労感はほとんどなく眺望も限られた場所のみでした。でも私は別の意味での満足感があります。だって思い出の詰まった山を登れたんですから。