皇海山②  2015年11月22日  天気:小雨

皇海山ダート道を無事に走行。駐車場に到着したのも束の間、おいおい・・・小雨が降ってるやんけ!まぁ天候悪いって知ってて無理やり決行したワケなんで、こればっかりは仕方ない(涙) 皇海山は地味な百名山と呼ばれており(・・・嫌だなぁ) その理由は登れば分かるかも?山奥の山奥に君臨していて、よくもまぁこんな所にまで道が続いていたもんだと素直に感謝(^_^) ではでは後編です。

 7時50分 これより出発

ダート道攻略で気分ノリノリになった気持ちを見事にぶち壊す雨・・・(>_<) 小雨と言え嫌なものは嫌!

駐車場から20秒の所に皇海橋。アスファルトの道なのね~(>_<) てっきり歩行者専用の吊り橋みたいな感じかなと想像してたもんでショックは多少。この橋を渡った先に登山口があります。バイク(オフロード) で栗原川林道(ダート道の名称) を走った方もちらほら。駐車場で朝食とってました。

 7時55分 ここが皇海山登山口

ここが登山道入口でここを左手に進めば皇海山へ。右手に進めば栗原川林道の根利側(約25km) 。もちろん左手に進むわけですが、右側は右側でどんなダート道か気になります・・・

 地面がモフモフ(笑)



最初はなだらかな道でタヤスイ。地面がモフモフしているのは落ち葉や枯れた草木が辺り一面広がっているから・・・かな?雨が止んできたのでレインウェアを脱ぎます。

 シラカバの木が綺麗


小さい沢を越え(滑らないよう注意!) シラカバが自生する場所へと変化。晴れていれば見通しがきいて気持ち良い登山になってたかもですが、まぁガスがかかっても綺麗な場所は綺麗!

 8時30分 どこだか分かりませんがGPSチェック

赤布のおかげで道迷いは皆無ですが、油断するとあらぬ方向に進むので要注意。今回はGPS持参で随時確認しながら進んでいるので居場所はバッチリ!皆無×2ってくらい安心。電池さえ切れなければ・・・(爆) 携帯電話は圏外でOut!! ですがGPS機器はこの通りバッチシ!

 8時40分 急坂がじわじわと始まります


今回のコースで最大の難所は不動沢のコル手前の急坂でしょう。今までノホホンって感じで来ていたものだから急坂を見つけた瞬間「うげぇ~」って気分になります(汗) 前方に初登山者発見!

 9時00分 不動沢のコル

ゼーハーゼーハー言いながら不動沢のコルに到着。鋸山と皇海山の分岐点で唯一の眺望場所(・・・と思います) 。ガスって何が見えるのかサッパリですが(泣) 鋸山も同時に踏破する予定でしたが雨が再び降ってきたんで中止。素直に皇海山に向かいましょ~

 再びじわじわくる坂道

ここもいい感じで急登だ(汗)

 木々に氷が張りついている!

最初見た時「なんで白くなってるんだ!?」って思っちゃいました。

 なかなか辿りつかない山頂


雨で服が濡れて気分が沈み気持ちはブルー(悲) 分岐点から山頂までは1時間の距離ですが、それ以上歩いた気がしました。山頂手前にある青銅鉄剣(銅?鉄?) が見えてきましたが、剣に見えず通過してしまいました。帰って改めて調べて剣だって知りました。

 9時35分 皇海山頂

山頂発見 ⇒ 意外に大変だった(疲)

眺望ゼロ ⇒ 眺望ゼロは登山中ずっとだった(涙)

そして寒い ⇒ 気温計4度(汗)

そして誰もいない ⇒ 追い抜きすぎた(笑)

カラー文字を並べると見にくいな・・・(>_<)

 9時50分 下山


山頂は強風が吹き荒れているので油断すると凍えます(>_<) 山頂景色は天気が良ければ色々と見えるらしいのですが今日は撃沈なので写真を撮って早々に下山開始。

 空からの贈り物

木々に張り付いていた氷の欠片で、これが頭上から降って頭に刺さって痛い(>_<)

 下山の方がとっても怖い

急登に安全用ロープが張られています。行きは何てことない道なんですが下山になると危なさが増します(重心が下向きになってバランスが崩れやすい) 。おまけに今日は雨が降って危険度UP!! ここはお助けロープの力を借りて下っていきます。

 10時45分 やっと安心できる道になった


下山中に登山者(数名) とすれ違い、ダート道を伺ったところ「焦った」「怖い」「パンクするかと思った」と不安要素抜群の回答率。100%でしたね(笑) すれ違った数は10名程。寒い時期突入だし、あのダート道が曲者だし、そして地味な百名山だし・・・やっぱり登山者少ないのかな?

 11時00分 そして皇海山登山口

絶妙な位置にバーの足があって、こいつがいる限りバー関係なく車通れないんじゃない?

汗と雨でシャツが冷たくて冷たくて・・・人がいないことを良い事に外で着替えちゃいました(笑) 車の数も少しだけ増えたかな?駐車場ににトイレがあるんですが使わなかったんで綺麗さは不明。

 11時20分 帰りももちろんダート道


帰路も当然ダート道を走ります。1度だけ対向車と見事バッティングしましたが運よく路肩があったもんでギリギリセーフ。10秒ズレていたら細い崖そばの道をバックするところだった(>_<) 路肩が路肩に見えないダミー路肩があるので走行中は確実な路肩を見つけながら進むことを推奨します。

 12時55分 吹割れの滝


ダート道を無事に攻略し吹割れの滝再び。昨日は真っ暗でしたが今は明るい。ちなみと昨日の夜はここまで(行ったことの無い方ゴメンなさい) 歩いてきました。吹割れの滝は東洋のナイアガラと称されていて台風後の迫力は圧巻!そうでないときは少々さびしい。ともかく一度ご覧あれ!

 13時40分 老神温泉でゆったり~♪


冷えたから温まる!老神温泉が近くにあるので日帰り温泉!今回立ち入った施設の入浴料は700円ですがロッカー代金で100円徴収されるので800円必要です。風呂もそれほど大きくはありませんが硫黄の香りがしてプラマイゼロ(^_^) その後はノンアルビールを飲んで昼寝してゆったり・・・

 16時15分 関越道上里SA


やべっ!寝過ぎた!関越道の鶴ヶ島JcT付近で事故渋滞生してもうた!電光掲示板の情報でどんどん成長していくので渋滞のケツ付近の上里SAで一旦休憩。ホットドックやハンバーガーなど食欲をそそる食べ物が並んでお腹がグゥ~。確か佐世保バーガーって大きいんだよね?

 19時45分 下道を使って帰宅中

成長しすぎて解消の気配が感じられないので花園ICから下道走行に切り返ります。でもこっちはこっちで大渋滞。どんどん帰宅時間が送れるし腹が減るし。思い切って近くの食堂で車を止めて仮眠開始。気付いたら3時間くらい寝ていたようで家路に着いたのは21時くらい。

地味な百名山と呼ばれる所以は「山奥にあり景色が望めない」「山頂までのコースが色々とハード」「コース取りが難しく犬猿される」などらしいです。今回進んだ道に例えるとダート道で景色ゼロ。また足尾銅山からだと日帰り不可で2日目が地獄の13時間登山。犬猿される理由も少し分かる気がする。ともかく皇海山登頂を果たしこれでまた百名山1つをコンプリート!