丹沢山  2012年11月25日  天気:晴れ

もうすぐ冬シーズンの季節ですね。本降りになってしまうと登れる山が限られてしまうため、まだまだ登りたりない私にとってはもう一ヶ所くらいは登りに行きたい訳です。とにかく日帰り可能で雪がまだ降っていない大丈夫そうな山を探す。そうして「丹沢山」を発見!いそいそと用意を整え神奈川県に向かいます。天気が良ければ富士山が綺麗に拝める山なんですよ。でも丹沢山ってヒルが出るって有名なんですよね・・・

 11月24日 13時45分 浦和美園イオンモール

前夜、モンベルさんでヤマビルファイターを購入しようとイオンに向かった時、なんか楽しげな催し物が開いてました。B級グルメ!?こう言った催し物は好きです。けど、あまり資金を削りたくないので今回は横を通り過ぎただけ。ヤマビルファイターですが、モンベルさんでは取り扱いなし!私は何しに来たんだよ~(泣) ちなみと、ヤマビルファイターはヒル避けスプレーです。

 23時30分 東名高速の中井PA

左の写真は首都高速の川口PAで、右が東名高速の中井PAです。表題の時刻は中井PAに到着した時に合わせています。首都高速の中央環状線から東名高速へつながる大橋Jctで思わぬ渋滞にはまってしまって大幅な時間のロスを受けました。それにしても大橋Jctの円状ループ、すごいJctもあったものです。グルグルと都市の狭い地形を上手く攻略しています。

 11月25日 6時10分 戸沢駐車場

日付が変わって25日。登山の最短経路を探して「戸沢駐車場」を選択しましたが、これがなんと完全なダート道。パンクの不安を抱えつつおっかなびっくりで深夜3時に戸沢駐車場に到着。車やテント泊の方が意外にもいてビックリです。照明などはありませんので上を見上げれば満点の星空が広がります。でも寒い!温度計は1度!写真は朝日が出たころのモノです。

 6時20分 さぁ出発だ!


さあ出発だ!って意気込んだ直後、いきなり道に迷ってしまった(>_<") 西に向かう道のハズが、なぜか北に向かう書策新道を進ませる看板しか出てこない。こうなると地図とにらめっこ。でも方向は間違っていないハズなんです。だから進もう!(遭難の典型的なパターン・・・ゴニョゴニョ) 。ちなみと奥に正解ルートがちゃんとありました。看板設置を希望しますよ。

 7時20分 どこかの分岐ポイント

大倉登山口から来る道と、私が登ってきた戸沢登山口の道がぶつかる分岐ポイントです。ここまでは上り坂が延々と続くので苦しかった苦しかった。メインの大倉登山口と合流することで登山者の数はグッと増加。ちらほら地面に雪が積もっていますが、これくらいは問題ない。

 富士山と太平洋の眺望!

分岐から歩くこと15分程。よ~うやく木々の中から顔を出し、周囲を見渡せる場所に出られました。太陽の日差しが心地良くて眠たくなります。横を向けば富士山が見え、後ろを見れば太平洋が見下ろせる素晴らしいロケーションにカメラのシャッターを押す回数が増えるます。

 7時45分 花立山荘に到着

木と石の階段を上って花立山荘に到着。ここは飲食から宿泊まで出来る山荘で、宿泊者と思われる方が完全防備の姿で出てきました。太陽が出ているとは言え肌寒い天気ですから仕方ありません。

 8時00分 金冷シ(きんひやし) まで歩く


花立山荘の右から続く道を辿って塔ノ岳を目指します。丹沢山を登頂するためには塔ノ岳を攻めねば!そんな中で出くわす「金冷シ」と言う場所。なんでこんな名前なんでしょうかね?漢字にカタカナ?実に不思議だ。

 8時10分 塔ノ岳登頂!


金冷シから10分程歩き、視界が開けた場所に出ると塔ノ岳のシンボル(って言えばいいのか不明) である石柱が出てきます。またその後ろには花形?の塔ノ岳シンボルもあります。ここには仏尊山荘もあり宿泊客と思われる方がたくさんいました。登山者の姿が一気に増えてきましたよ。

 丹沢山に向けて歩きます


塔ノ岳から丹沢山までは1時間程の距離。危険な道は一切なく、いい感じで上りの道、下りの道、平坦な道が入れ替わってくれて、体力も上手い具合に回復出来ます。また、写真は撮っていませんが、ここから左を向けば富士山がいつでも顔を覗かせています(^O^)

 9時10分 丹沢山登頂!

山頂に到着したぜ~。天気は崩れることなく快晴そのもの。後ろに富士山がハッキリと見え、富士山を撮っているカメラマンもたくさんいます。看板を見て知りましたが丹沢山って丹澤山とも書くんですね。

 9時30分 周辺をブラブラ歩いてみる


山頂には「みやま山荘」があり、本当ならここで味噌汁を食べて温まる予定でしたが、これから来る団体客が優先されてしまい、「そっちの用意しなくちゃいけないからダメ(購入不可) 」とオーナーから直接の拒否。ショック・・・。みやま山荘に温度計が掛かっていてよく見たらピッタリ0度。登山者の方数名が広場でラーメンを作っていましたが、めちゃくちゃ寒そう。

 9時45分 下山開始

水と土が混じって最初はガチガチだった土の塊も、太陽の日差しでドロドロになっていきます。靴を汚さないように歩きたいんですが、どうも上手く進めず泥だらけ。氷の道も厄介ですがドロドロした道も厄介だヽ(`Д´)ノ 気を付けてはいるものの、気付けばズボンの裾がどんどん汚れていく・・・

 富士山が綺麗に浮いています

山頂から仏尊山荘までの間は、写真のような富士山の景色がずっと見えます。これから冬の季節になりますが、富士山はとっくに冬支度の様子。11月であんなにも雪をかぶるんですね。雲が富士山と上手い感じに映り、富士山が浮いているように見えます。

 10時20分 鹿現る!

下山中、もうすぐ仏尊山荘に着くって手前、ふと左を見たら「え"??」。かなりビックリしましたね~。もしかしたら見かけられるかもって気分で来ただけに、見つけた時には驚き爆発。私が見ていると他の登山者も一緒にそちらを向き、「あ!ほらシカがいるよ!」って大はしゃぎ。大人も子供も変わりありませんね(笑) それにしても寝ているの?まったく微動だにしません。

 ぐんぐん下りていきます


花立山荘で味噌汁を食べ(これが温まるんですよね~) 体力は全快!元気を取り戻したら往路のルートを戻っていきます。市街地一望の場所、天気が良ければ綺麗な青空が見れて素晴らしい景色が望めたでしょう。遠くには小田原市や相模湾が見えますが、ちょっと雲が出始めてしまって残念な結果に。それでも抜群の眺望には変わりはありません。

 12時40分 戸沢駐車場に戻ってきました


誰一人、いや本当に誰とも出会うことなく登山口に着いてしまった。最短ルートを辿ったあの道って本当に寂しいルートなんだな。朝方は完全スルーしていた駐車場付近も、よくよく見れば渓流や紅葉があったりと見応えあるじゃん・・・ん?駐車場にマウンテンバイクが置いてある。まさかサイクリングでここまで来たんじゃないだろうか?あのダート道、確かにマウンテンバイクなら来れますが、あまりおススメしませんよ。

ヒルが多いと言われる丹沢山ですが、今回通ったルートでは一匹も出会うことなく無事に下りてきています。寒い時期なのでヒルも活発には動けないでしょうね。丹沢山にはヒルは出てこないと言う噂もありますが、いえいえ、そんなことないって(>_<") 色々なサイト情報を見て身震いしちゃいましたよ。ヒルを回避するためには登る時期とコース選びは慎重にってことです。