伊豆ヶ岳  2012年11月4日  天気:晴れ

私が登山を始めるキッカケとなった思い出深い山です。あれから10年も経つんですね。あの時は登山のイロハなんてモノが全然分からなかったんで、服装や靴、持ち物全部が本当に適当な選び方でしたので、もちろん結果はボロボロ・・・もう単にきつい印象しか残りませんでした。でも今日はあの頃の時よりも経験値は確実に上がっています。今回はどうでしょうね?

 10時15分 正丸駅

やっちまった!昨日の業務が長引いてしまい夜遅くの帰宅と就寝。そして案の定、朝は起きられず思いっきりの遅刻!本当は正丸駅には8時頃の到着予定だったのに既に2時間のロス!いつもなら駅前に登山客がいるはずなのに誰もいねぇぞ!これにはさすがにマズい!

 10時15分 登山口まで歩きますよ


だからと言って焦りは禁物!落ち着いた行動を取ろう。まずは出発してすぐある正丸駅名物?の急階段を下りていきます。急なうえにナナメに少し歪んでいるから妙な?変な?気分になります。階段を下りて西武秩父線をくぐり、後は登山口までまっすぐ延びた車道を進むだけです。

 10時30分 馬頭観音のT字路

ここが馬頭観音って場所で伊豆ヶ岳への出発地点となります。でも伊豆ヶ岳を指す道標がどこにもありませんので、初めての方は「ここが登山口なんだろうか?」って迷うかと思います。正直分かりにくいですよ。私は何を隠そう10年前、見事にここを素通りしてしまいました(笑)

 色々と変化する登山道


初心者向けの山と言われていますが、急坂や岩場もあってヘビーに感じる方も多いと思います。まぁ長く続くわけではないので大したことはありませんが、用心に越したことはないです。ゆっくり歩こう。それよりも、登山者の姿が誰一人として見つけられないってほうが不安です。

 11時15分 五輪山に到着


ゆっくり出来る休憩ポイントの五輪山に到着。ここでようやく最後尾の登山者に追い付いたぜ。この先にクサリ場が待ち構えていますので、休憩のついでに昼食を取ろうかと考えましたが、いえいえ、私は山頂で食べたい派なのでここは我慢。休憩だけ取って先に進みます。

 11時20分 クサリ場に到着!

落石危険の看板を読んで・・・いや、読まない!と言うより無視してます(汗)


直進すればクサリ場が待ち構えており、それを嫌うなら右に曲がって避けるか・・・さぁ、どっちを選ぶか・・・な~んて考えは微塵もなく迷わず直進です。ここのクサリ場は高さが50mで斜度が40度と急であり、結構スリルを味わえます。間違いなく伊豆ヶ岳の魅力の1つです。急斜面で危ないとか難しいとか色々言われるかもしれませんが、登攀経験がゼロでも簡単に登れます。あとは高所が苦手じゃなければだけど。クサリは頑丈に固定されているので安心です。

 11時45分 山頂!

山頂に着いたら記念写真ですよね。写真を撮ってほしいと年配の登山者グループから言われたもんで、良いですよって言ったらカメラ5台もお願いされてしまった(>_<;) しかも撮影後に、「いや~イケメンに撮られちゃった~嬉しい~」なんて言われてしまったもんで、もう恥ずかしいのなんの。その後、私も撮ってもらいました。「いいね~キミ、モテるでしょう?」「いいえ、そんなことないですよ~」・・・なんて会話もあったりして。撮影が終わったら昼食タイムです。

 12時50分 ここは天目指峠

山頂から進むこと50分程で天目指峠に到着となります。この写真は峠を振り返った時の写真で、間に見える車道は意外にも交通量が多く、気を付けて横断。近くに東屋がありますがトイレはありません。この辺りの電柱や木に「蜂注意」の張り紙があって激しくビビりました(;゚д゚)

 13時30分 子の権現に到着


天目指峠以降も続くアップダウンを乗り切って、そのまま40分程ダラダラ歩くと民間が見えてきます。そうなると子の権現にはもう近い。膝腰の神様だっけな?膝腰なのに大ワラジや大ゲタ祀られる理由は「?」ですが、まぁ子の権現に到着ですよ( ´∀`) お守りが売店に並んでいますが登山バッチはないですね。神社ですから、売ってるわけないか。

 青梅方面を望んでいます

子の権現を通り抜け、来客者用の専用駐車場まで歩いていきます。これまで樹林帯に囲まれた道を歩き続けていたもんで、どこで眺望と巡り会えるのかずっと気になっていました。やっと見れた~!ちょっと霞んでいますが青梅市街を一望出来ているのでGood Good!

 浅見茶屋を目指すため登山道に突入


浅見茶屋で昼食を取るため登山道にまたまた突入します。この登山道、気分が終了モードの時に出くわすので、ここから先は登山者の姿が激減してしまいます。前回も今回もそうでした。でも私は過去と同じ道を進むことにこだわりを持っているんで、人気のない道だろうと関係なく突入します。全部が下りなので疲労は感じません・・・が、誰もいないのは精神的にくる。

 14時30分 浅見茶屋で昼食

ここでようやく昼食タイム。蕎麦にするかうどんにするかで相当迷いましたが、今日はうどんを選択。キリって締まった(漢字合ってる?) 麺だったので食べごたえがあり最高!本当なら2時間前に到着する予定でしたが、やっぱりスタートの出遅れが相当響いたな。でも昼時の混雑を避けたようなので遅れて到着して良かったのかもしれないな。ここは結果オーライとしよう。

 お腹も満たし、あとは吾野駅へGo


目当ての浅見茶屋で腹ごしらえをし、あとは吾野駅に向かうだけ。ここから先はコンクリ道を歩くだけとなりますので登山道は終了です。民家も建ち並び人気もあって気持ちはだいぶ楽になります。吾野駅までのルートは随所に立てられて看板を見ていけば迷うことはありません。

 15時30分 吾野駅へ到着!ここがゴールです

踏切を渡って線路の右側へ ⇒ 次にその先にある地下道を通って線路の左側へ ⇒ そうして吾野駅に到着。間にある建物を避けるルートになっているわけですね。浅見茶屋から45分かかった計算ですが、そんなに歩いた感じはしないものの意外にヘトヘト。

1度目はボロボロ辛勝と言う結果に終わりましたが、2度目はハッキリ言って楽勝で終わりました。登山のイロハが着実に身に付き始めたようで、全体の流れ、歩行と休憩のタイミング、飲料水や行動食の適量な持参、登山に適した服装など準備万端。まぁ今回はトータルで楽しい登山になった訳です。クサリ場も楽しかったですね。やっぱり経験は力になりますよ。