八ヶ岳(赤岳)①

 

2013年9月21日  天気:晴れ

念願叶った八ヶ岳(赤岳) 登頂計画が実行に移されます。9月には2回3連休がありましたが、最初の3連休は台風上陸で断念せざる負えない結果となったため、2回目の3連休で全てを託すことに・・・。そうして来た2回目の3連休!晴れの天気!!このタイミングを逃す手はない!!金曜日に急いで支度をし、次の日には始発電車に乗って出発しています。今回は車ではなく電車等を使っての登山軌跡です。

 5時55分 JR新宿駅

7時発、特急スーパあずさ1号に乗って茅野(ちの) 駅に向かいます。時折臨時のあずさがその前の6時30分に出発するようですが、自由席特急券で乗車しようとする方はご注意を。今回来た71号は全指定席でした。駅員さんに確認したところ、自由席特急券が一番最初に使える電車は7時発の1号とのこと。そうして乗った1号の自由席乗車率は、なんと100%超えとなる。椅子に座りたい場合は、発車1時間前に列に並ばないと間違いなく車内で立つハメになります。

 9時10分 JR茅野(ちの) 駅

「やっとカヤノ駅に着いたな」「ちげ~よチノ駅だよ」と言った会話がどこからか聞こえます。確かにどちらでも読めるな!この手の読み間違いは結構いるんじゃないでしょうか?そういやぁ、日暮里駅(JR京浜東北線) のことをヒグレザト駅って普通に言ってた人がいたな~

 9時20分 美濃戸口へ向かうバス停探し

さてさて、バス停を探すか・・・と思っていたらアッサリ見つけてしまった。乗車待ちの方がすでに待ち行列を作っていますね。その場所ですが、茅野駅(2Fから出る) を出たら車道を挟んだ反対側(1F) にターミナルがあり・・・ってまぁ、これもすぐに見つけらます。美濃戸へは4番バス停。今回は1台のバスでは乗り切れないため、すぐ増発便が出てきました。

 10時00分 美濃戸(みのと) 口に到着

バスに揺られること30分で美濃戸口に到着となります。賑わいを見せる八ヶ岳山荘の前で準備運動をしてボルテージを徐々に上げていきましょう。駐車スペースをチロッと見に行きましたが満車に近い状態ですね。10時で満車とは・・・3連休の初っ端ですでに満車とは恐ろしい。

 最初は林道の道


今回の工程は1泊2日。初日は行者小屋でテント泊をして、翌日に赤岳山頂を目指すプランとなります。今私が歩いているこの林道は車が何気なく前から後からと走ってきて危ない危ない。通り過ぎる度に砂ぼこりがボワって舞い、これがとても苦しい。

 10時50分 やまのこ村と赤岳山荘


美濃戸山荘が登場する前に2件の別山荘が顔を出します。ここにも駐車場があって一般車両はここまで進入できますが、こちらも美濃戸口に負けず劣らず大混雑です。「林道はデコボコ道なので車高の低い車は危ないかも」と言った情報や記事を見ますが、実際はそうでもない印象を受けました。

 11時00分 美濃戸山荘

美濃戸山荘に到着しました。ここでラーメンや蕎麦、カレーライスと言った食事が取れますが、気になるのはやっぱり値段?街中の価格から徐々に値段が上がってきています。相場は800円から1200円でしょうか?

 登山道に突入します


美濃戸山荘の近くに北沢方面と南沢方面の分岐があり、今回私が向かうのは行者小屋であるため南沢方面を選択します。そしてこの先から道に変化が現れ、デコボコ道、傾斜のある道、沢(南沢って名称) があったり綺麗なコケが敷き詰められていたりと、登山の醍醐味が味わえるようになります。

 12時50分 横岳と赤岳の眺望

前方には標高2829mの横岳が大きな姿でそびえ立つ。

睡眠不足と腹減りの影響でメチャクチャな疲労感が襲ってきますが、そんな状態でも山の景色を見ると不思議なことに元気が出てきます。まずは横岳が最初に見え、次に八ヶ岳最高峰の赤岳(2899m) がバーンと見えてきます。ここから見る赤岳の姿・・・そして赤岳の標高には本当に圧倒されますね~

 13時00分 やっとのことで行者小屋に到着

赤岳鉱泉、行者小屋のシャレたバンダナ。


今日の宿泊施設である行者小屋に到着。こちらの山荘もなかなかの賑わいぶりです。外にあるテーブル席は宿泊者や休憩している方でワイワイガヤガヤ。空いている席は見事にゼロです(泣) さぁ~て、テントを組み立てましょうか。行者小屋で天幕料(1000円) を払い、さっそく空いている場所を探します。

 テントを張りにいきます

平らな場所で、かつ小屋に近いスペース確保ともなれば縄張り争いは必至!13時着で十分間に合うかと思っていましたが遅すぎた!全然空いていないぜ(;´Д`) ほとんどのスペースが埋め尽くされています。私は小屋の裏側にある高台にテントを張ることが出来ましたが、高台のため上り下りが大変です(汗)

 行者小屋でのんびりタイム

赤岳が目の前に!まいったな・・・疲れているのに登山意欲がどんどん湧いてくる。


無事にテントも張れて一安心。本当に危なかった。それでは早速小屋に行って昼食(兼朝食) を食べに行きましょう!売店があるんですよね~。ここの小屋では生ビールが購入出来るのでラーメンも頼んで一緒に食したいと思います。疲労困憊な状態だったから、喉に!体中にと染み渡る!ビールとラーメンが旨いのなんの。うぅ~涙が出る~!売店は16時で閉められますので立ち寄る方はご注意を。

 16時00分 夕食作り開始!

赤岳登山の用意を前日の金曜日に行ったため、手軽に作れるインスタント食品が大幅に占めています。「たけのこの里チョコバナナ味」は小屋で購入しましたが、それ以外の食料品等は合計で3kgはあるんですよね~。水については小屋で無料で貰えるので買いませんでしたが、缶ビールとか清涼飲料水とか・・・(笑)

 18時00分 太陽がだんだんと沈み、気温もだんだんと下がります

太陽が沈んだら就寝で、明るくなったら出発と、山の生活は分かりやすいですね~。太陽が沈むと同時に気温もどんどん落ちていきますが、昼は20度近くあった気温も夕方になれば15度、20時では10度、深夜0時は2度でした。本当に本当に本当に!寒いです。防寒対策は絶対必要ですよ!

インナー2着にアウター1着、ダウン1着と重ね着した上にさらに寝袋#2を使ってようやく温かくなりましたが、この時期からのテント泊は寒さ対策必須ですね。寒いと寝られません。ブルブル震えながら朝まで耐えるのは非常にシンドイです。深夜0時頃、まわりのテントから「寒い、着よう・・・」なんて声が聞こえてきましたが、やっぱりみんな寒さ対策に尽力しています。