大菩薩嶺  2013年3月12日  天気:晴れ  

書類は積もるわ業務が全然終わらないわでイライラは募る一方!これでは大爆発を起こしそうな危機的状況!これはもう気分転換でもしないと潰れてしまう!というわけで上司に有休を取らせてくれって頼み込んで見事有給をGET。上司も私の剣幕に相当ビックリしたようで、あの後別室に呼ばれて尋問されてしまいました(笑) 明日は晴れの予報。さ~て思いっきり登山を楽しむぞ!

 5時25分 山梨県甲州市

この時間で山梨県にいるってことは・・・、そうです!家に戻った後すぐに車を出して山梨県に突入です。一睡もすることなく車を走らせ山に向かっていて、後から同僚に弾丸登山じゃんと言われました(笑) 晴天であることをただただ祈るばかり。これで雨なら本当に爆発してしまう。

 6時15分 大菩薩峠登山口

本来は上日川峠の駐車場まで進むのがベストですが、残雪の影響で通行止め措置が取られてしまい、写真のようなトラ柄のゲートが通行しようとする車を完全に遮断してしまっています。それによってスタート地点が大幅に手前まで戻されているので、通常の進行時間にプラス3時間ほど加味して計画を立てなければいけません。でもそんな事は事前に確認済みだ!

 上日川峠を目指します


駐車場には私の車を含め2台のみで、平日の効果と残雪の影響で登山する方の数を大幅に減らしているようです。とても静かで鳥の鳴き声が響き渡ります。リスや鹿を見かけたりもしますが、写真を撮ろうとすると何故か逃げるんですよね(泣) 途中に仙石茶屋がありましたが営業はまだしていない様子だな。気が付くと登山路にはアイスバーンが出てきて冷や汗が・・・

 7時30分 上日川峠

上日川峠に到着!夏とか残雪の影響がなければ車をここまで走らせることができます。木々の生い茂りで全然気が付きませんでしたが、今日はなんだか天気に恵まれている!?。雲が晴れていると富士山も絶景なんですよ。頭に雪をかぶっていますので迫力も相当のハズだ(^_^)

 7時50分 福ちゃん荘


車道を歩くこと20分で福ちゃん荘に到着します。ここまでの間にアイスバーンが多々ありましたが注意するほどでもないので大丈夫。でも福ちゃん荘の辺りは雪と氷が敷き詰められていて少し危険な感じ。大菩薩峠あたりはどうなっているんでしょうかね?木々の間から太陽の日差しが届いて気持ちの良い登山が出来そうです。鳥の鳴き声も聞こえて最高の気分です。

 出てきた、残雪の道


福ちゃん荘から大菩薩峠を歩いていますが、日が当たらない場所なのか残雪やアイスバーン化した道が目立ちます。特にアイスバーン化している道は厄介で、氷が道幅全体に広がっていることが多く、油断して歩くものなら危険な転び方をしてしまう可能性があります。例えて言うならリアルな音がするゴテンとかボキっとか背筋も凍る転び方ですね(汗) つまりは大事故につながる転び方ってわけです。

 8時20分 富士山お披露目

危険なアイスバーンの道を苦戦しながらもなんとか攻略し、ようやく太陽の日差しがガンガン当たる登山路に出てこられました。ここまで来ればアイスバーンの道から解放されるので一安心です。そして富士山とご対面!晴れ渡った空にハッキリと映りこむ富士山の迫力に言葉を失った・・・

 8時35分 大菩薩峠

富士山を堪能し、次の目的地である大菩薩峠に到着です。太陽が顔を出しても肌寒いです。峠以降も積雪が相当あるだろうと思っていましたが、案外そうでもない様子。これならアイゼンを付けなくても問題ないですね。ここで大菩薩嶺から戻ってきた登山者の方と出会い様子をお伺いしましたところ、「アイゼンなくても大丈夫ですよ」と言う心強い言葉をもらいました。

 富士山を望み何を思う?


見渡す限り晴れ渡っています。登山者は誰一人としていません。耳を澄ませても車の音も聞こえてきません。そんな静かな場所で静かに富士山を見つめる私です。なんて贅沢でしょうか。仕事の疲れなんて本当に吹っ飛びます。弾丸登山して正解だったと心から思いました。自然の力ってやっぱりすごいですね。人間がちっぽけに思えましたよ。へへ(笑) 気持ちもスッキリ。

 9時25分 山梨百景の一枚

大菩薩嶺は日本百名山に選定されていますが、それ以外にも山梨百景の1つとして数えられています。確かにこの富士山の景色を見れば納得が出来ます。近くまで飛んできた鳥がちゅんちゅんと鳴いてやってきて、ちゅちゅちゅんと鳴いて羽ばたいていきます。リラックスメロディー♪

 9時40分 大菩薩嶺の山頂は寂しい


意外にも積雪があったようで、途中で何度か足を踏み抜いてしまいました。膝まで沈む積雪量です。山頂も雪が敷き詰められている以外は何も変わりありませんね。山頂の景色は皆無で魅力全くナシです。

 9時45分 唐松尾根に入ります


さすがに往路の道を全部戻るのは体に堪えるので、ショートカット出来る唐松尾根を使って福ちゃん荘に戻ります。往路の大菩薩峠経由の道と比べて1時間以上のショートカットが可能です。でも一気に標高を落としますので注意して下りていく必要がありますね。残雪やアイスバーンも潜んでいるので滑らないように。

 10時15分 福ちゃん荘を経て上日川山荘へ

期間外のため営業していない福ちゃん荘はガッチリとした扉で厳重管理。上日川山荘も同様で人の気配が全くありません。テント泊をしている方もいません。昨晩から何も食べずに動いているので腹ペコがヒドイ状態になっています。コンビニで購入したおにぎり食べ燃料補給。

 明るくなった林道を今度は下山

今回はたった2組の方としか会えませんでした。学生と思われる登山者の団体と、大菩薩峠で会った登山者の方のみです。平日で、残雪の時期で、登山口が手前になっている・・・、まぁ登山者数が激減する要因はたくさんあるか。林道を歩いて11時25分に駐車場に到着しました。

 12時30分 道の駅 甲斐大和

大菩薩嶺から無事下山。時間もあったので高速道路は使わず国道20号線を大月方面に進み「甲斐大和」の道の駅に寄ろうと計画。でもこの20号線メチャメチャ危ないじゃん!トラック運ちゃんの本気の運転、いや無謀っぷりの運転に煽られる始末。細い道なんだから70km/hで突っ込むなって!上日川峠で食べたおにぎりだけじゃあ全然足らないので道の駅に寄って大盛りカツ丼定食を頼んじゃいました・・・が、ちょっと私には合わない味でしたね。

会社を終えて車を走らせて、そして登山をして家に帰って・・・一睡もしていないな(笑) ストレス解消が目的だった今回の弾丸登山でしたが、あんな素晴らしい富士山を見られたこともあり、文句の1つも出ません。そんな高揚感の中で大菩薩の湯って言う日帰り温泉に入ろうとしていたんですが本日休業日。まぁ、タイミングの良し悪しだけは本当に仕方ありませんね。