大菩薩嶺②  2014年2月2日  天気:雨のち曇り

深い眠りの中、夜中の3時頃でしょうか?木に積もっていた雪が落下しテントを直撃するハプニング発生。何事かと思って外に出ようとしたところ、今度は外からガサガサと音がするハプニングも発生。一瞬にして緊張が走ります。ジッと待つこと数分、ガサガサ音は消え不気味に静まり返った空気が漂います。外を出ると・・・気配は消えていた。あの音は何だったんだろう?今でも謎のままです。

 6時30分 モゾモゾと起床

今日の天気はどう転ぶかな?雨降るか?晴れるか?どんな感じでしょうかね?天気予報通りだと本日午前から雨が降ることになっていますので嫌な感じだ。お隣の登山者(別のテント泊の方) は本日6時ちょうどに大菩薩嶺に向けて出発しました。おはようございますと簡単に挨拶を交わします。

 7時10分 朝食作りを始めます

げげっ!! ベーコンを焼いたらすさまじい量の煙がテント内に充満して目が痛てぇ(>д<) 次からベーコンを焼くときはテントの外で調理しよう。これは本当に反省。今の気温は0度ちょうどで、決して寒いわけじゃないんですが動かなきゃ動かないで寒いので急いで朝食を作ります。バーナーの火が温かい。水は2ℓ ほど持参してきましたが、なんだ・・・ロッヂ長兵衛は無料で水を手に入れられたのか。次からはプラティを持ってこよう。 

 8時25分 ちょっと辺りを散策してみます

食事を取って片付けも済ませ、この時点でもう下山することも可能なんですが、それだと損した気分になってくるので散歩に出かけます(^_^) まぁ散歩と言っても限られた範囲内でしか歩けませんが、とにかくブラブラしてみます。どこに行っても雪ばかりで場所によってはアイスバーンになっている場所もあり、そこを知らずに踏んでしまって転びそうになりました。

 行ってみる?どうする?

樹林帯の中を散歩できるコースもあったんですが、雪が積もっているしなー、いくらトレースが見えても先の状況までは分からないしなー、時間がどんだけかかかるのかも分からないしなー、と頭の中で自問自答を繰り返し、最終的には無理せず断念としました。朝方8時頃になると大菩薩峠からロッジ長兵衛へと到着した登山者が来てだんだん賑やかになってきました。「悩み考えている君の写真撮ろうか?」と言われ撮ってもらいました(笑) はは・・・どんだけ気さくな方なんだ(笑)

 9時25分 ロッヂ長兵衛開店です

昨日は完全に閉まっていたロッヂ長兵衛も本日は宿泊者がいるようで、オーナーが車で来て開店準備を始めています。オーナー情報によると車道を歩くのは登山道の2倍の時間を費やすそうで、雪も次第に消えてなくなり雪道の醍醐味は一切味わえないそうです。直近の情報で非常に助かりました。雨がポツポツと降ってきたので急いで下山しましょう。本降りになったら面倒だ。テン泊代の300円を納付しました。

 10時00分 下山開始といきましょう


雪積もってますね。車道から登山道に入り込む道がありますのでアイゼン装着して突っ込みます。何人もの登山者で踏み固められたトレースが朝の冷えた気温で固まってアイスバーンになっている所があり、上りはいいとして下りはアイゼン必須でしょう。アイスバーンの上に立っていますが滑るなんてことありません(^_^)

 千石茶屋の横を通ります

最初はポツポツだった雨が、だんだんと強くなってきましたのでピッチを上げて歩きます。休業中の千石茶屋を通り過ぎ、その先にある車道に顔を出せば、後はアイゼンを外して普通に歩いていけます。この車道は冬季閉鎖中で車は走ってこないため、大胆に歩けます。

 10時55分 丸川峠分岐の駐車場

この駐車場を通って丸川峠に向かったんですよね。昨日のことなのにもう懐かしく思える。昨日は満車に近い状態でしたが本日はチラホラ程度でした。そりゃあそうだろうな。天気予報でも雨を指摘してましたし、雲行きも今後どう動くか怪しいし、不安だらけな一日だしね。

 大菩薩峠のバス停までもう少し

大菩薩嶺の登山もそろそろ終わりを迎えます。雨はしだいに止み、でも雲行きは変わらぬままの天気。今日、大菩薩嶺に登頂しようとタクシーで来たグループの方が、本日の天気を見て中止を決断していました。そのグループの方たちも異議なしのご様子で、食事処でビールを飲んで宴会を始めていました。「酒でも飲まなきゃやってられない!」って誘いに乗って一緒に談話しちゃいました。

 12時10分 昼食タイムに温かい蕎麦を注文

雨に打たれ続けていたので体が冷え冷え。食事処に入って温かい蕎麦と一緒にビールを飲みます。生ビールもメニューにありましたが冬季は販売していないそうです。なんでだろう?今回は公共交通機関を使っての登山なのでお金と時間はかかりますが、アルコールが飲めるってのは嬉しい限りです。

 大菩薩の湯に立ち寄りしてみましょう

塩山駅行きのバスは「小田原橋経由」「二本木経由」の2つを合わせれば1時間から1時間30分程度の間隔となります。その間の時間を有効活用しようと思い大菩薩の湯に来ましたが、残り20分しか無かったので温泉は断念。二本木経由の塩山駅行きは、この「大菩薩の湯」が始発となっています。

 13時25分 二本木経由のバスに乗って帰ります

「小田原橋経由」は国道を走って塩山駅へ、「二本木経由」は県道を走って塩山駅へ、走る道が違うだけで共に30分程度で塩山駅に到着します。都合の良いバスを利用しましょう。バスの中では当然のことながら爆睡でしたね。乗客は温泉利用者1名と私1名の計2名でした。料金は300円です。

 14時00分 塩山駅南口に到着です

塩山駅南口に到着です。本日はこれ以上どこにも行かなかったのでそのまま帰宅です。特急電車に乗ろうか考えましたが、次は40分後なので復路も各駅電車に乗って都内に戻ります。完全爆睡でした( ´∀`)

降雪直後でなければトレースが出来ていますのでワカンやスノーシューは不要です。崖みたいな急峻な場所もないのでピッケルも使わないでしょう。冬のテント泊は静かで自然の中で一日を過ごしてみたい方は絶好の場所じゃないでしょうか?雪は音を吸収しますからね。ただ機材等は高くついちゃうのが一番の苦しい所。私も17kgを背負ったザックのなかには10数万円相当の荷物が積まれています( ´△`)

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コメント: 4
  • #1

    ちゅーた (金曜日, 07 3月 2014 13:22)

    こんにちは☆
    私も去年の同じ頃、大菩薩に行きました(^^)
    丸川のお父さん作のふくろうのストラップは今でも山のサブバッグにぶら下がってます♡
    丸川のお父さんの料理でかぼちゃのまるごと荷があるんですが、それを食べたくてしかたないわたしです。笑

    テント泊憧れます(^^)
    わたしもいつかしてみたいなぁ!

  • #2

    gogo-mountain (日曜日, 09 3月 2014 16:38)

    ちゅーたさん、こんにちは。YukiHideです。
    コメありがとうございます!

    かぼちゃまるごと煮!?
    ネットで探したら「美味い!」ってコメントがとても多かったので、
    私も機会があったら行ってみようと思います。
    ちゅーたさんも食べられると良いですね(^o^)

    ストラップ、改めてちゅーたさんのHPを見て
    2013年10月の乾徳山写真で発見したとき、
    「これか~!」って叫んでしまった(笑

    テント泊は楽しいですよ~
    食料持参や荷物運搬は少々苦しいものですが、
    誰にも干渉されずに山を独占出来ますからね。
    是非是非テント泊してみて下さい!

    ただ低い場所で張ると、
    冒頭でも書いた"ガサガサ音"が出てくる場合があります(笑

  • #3

    かきくけきくこ (金曜日, 18 4月 2014 21:58)

    お会いした山ガールです笑
    こんな詳細に丁寧に書かれてたら
    このブログ見れば、情報が一度に手に入るから便利ですね!
    見やすいし!!
    またかきこみします^o^

  • #4

    YukiHide (日曜日, 20 4月 2014 20:41)

    "かきくけきくこ"さん、お久しぶりです!
    YukiHideです、コメありがとうございます!

    当HPはプロフィールで書いた通り、
    ①その場まで"どう行ったか?"を前提に、
    ②その場所はどう言った所なのか、③どう言った世界なのかを
    なるべく細かく書くようにしています。

    あの日は色々とお話しが出来て本当に楽しかったです(^o^)
    またアルプスなどでお会いした時は話して盛り上がりましょう!
    テント泊は上手くいきましたか??

    色々とHPに対しての指摘があればご教示願います(^_^)/